9月で残暑もほんの少しだけ和らいだ中旬、日帰りドライブで京都へ行くことになりました。「何だか人だらけではないか」と少々ビビる部分もありますが、細君が提案した「下鴨神社」はそれほどメジャーじゃないから、そこまで混雑しないだろうとの事。なんでもそこで販売されている限定商品が欲しいらしいのです。なるほど。
ちょっと早起きして愛車で京都までドライブ。東名阪~新名神のルートで京都西インターで降ります。そこからやっぱり渋滞というほどではないにしても混みますね~。歩道には観光客の姿もかなり見えます。10時半ごろに到着した下鴨神社は駐車場もまだ空いていて、歩いている人はそれなりにいるものの、それ程多くはなくのんびり散策できました。また、結婚式を行うカップルも2組見ることができて、幸せを少し分けてもらったようなホンワカした気分になりました。細君も目当ての品物を無事ゲット(翌日終売になったらしい!)できて良かったです。




ランチも細君の提案で「GULLMAN」という二条城の南、「京都三条会商店街」にあるパスタのお店に行きます。本日のコーヒースポットに近いのが最大の理由でもあります。一緒に見ていた「WAKO COFFEE」のYouTube動画で、ちょうど「About Us COFFEE 二条城店」が取り上げられていて、築90年の町屋をリノベーションしたその素敵な店に「行ってみたい!」となり、京都に行く時は是非…と目論んでいたのです。
さてこの三条会商店街、何だか懐かしい感じのアーケード街でした。なんでも京都一長い商店街だそうです。「GULLMAN」は少し待ち時間が必要との事で、名前を告げておいて(というより列を作らないようにするため)再訪することになりました。せっかくなのでこの商店街をしばらくブラブラしました。人出はそれ程多くはないもの、地元の方々の活気を感じます。私はスーパーで炭酸水(すぐ喉が渇くんです)を買い、細君は肉屋でコロッケ(晩御飯です)を買いました。

さて「GULLMAN」。パスタは何を食べよう?メニューを見るとどのパスタも「チーズ」がふんだんに使われていることがわかりました。有名なのはナポリタンですが、私は「モツァレラ、キノコ、ベーコンのガーリックバター」をオーダーしました。細君はカルボナーラです。


こりゃ美味しいわ。チーズとバターの溶けたクリーミーな中に絶品なベーコン、そしてもちもちの麺!また、前後しちゃいましたがランチセットの「ピンチョス」も美味しいですよ~。今度はナポリタンも食べてみたいですね。ごちそうさまでした。


同じ商店街内とは言え、「About Us COFFEE」まではまあまあ距離があります。さすが京都一長いだけのことはあります。歩いていると老舗の喫茶店や珈琲豆販売店もあって、京都がコーヒー文化も根付いていることがわかりますね。また、美味しそうなお店もあって本当にこの商店街、いいですね~。西友などスーパーもあって普段の生活には必要十分です。
アーケードから少し北に入って行って目的の「About Us COFFEE」はあるはず…あ、あったあった。何せいわゆる古民家なので通り過ぎてしまいそうになります。オシャレに小さな文字の看板がありました。


入ってみるとまず、左手側にずらりとコーヒー豆が並んでおります。見ていると声を掛けられました。なので、まずは一杯飲みたい旨を伝え、オーダーします。私はケニアのナチュラル製法、細君は夏のブレンド「Happiness Bloom」にしました。また、お菓子は「このコーヒーでしたらレモンパウンドケーキがいいですよ」とお勧めされたのでそうしました。先に入っていたひと組が終わったらドリップする、とのことでしばし待つことにします。一階のカウンターか、2階にするか尋ねられましたが、一瞬迷いましたがカウンターにしました。動画で見た2階も気になりはしたんですが、カウンターでバリスタさんと話したかった、という要素が大きかったんですね。

焙煎所や当時をそのまま残している天井の木目などを見ながら待っていると、カウンターに案内されました。どこかで見たことのあるドリッパーを使っていましたが、何だったのか忘れてしまいました(調べたらわかりました、TASTER’S COFFEEの「CT62」です)。落ちるのがかなり早そうなもので、「結構攻めがいのあるドリッパーですね。かなり色々な注ぎ方を試しました」といった内容の話をバリスタさんもされていました。


注がれたコーヒーはポットで提供され、湯呑みのような器に注いで飲みます。ここで少し冷まされることで最適な温度で飲むことができるわけですね。この湯呑みがここの場所の佇まいにぴったり合っていて良いですね~。また、カードがトレイに添えられているのですが、カードが収まるように切り欠きが施されているんですね。芸が細かい。そう言えば「WAKO COFFEE」のYouTubeでもオギハラ氏が叫んでいたっけ。

ケニアのナチュラル、これまでウオッシュドしか飲んだことが無かったので大変気になっていたんです。なるほど~ケニアらしい柑橘系フレーバーは当然感じるんですが、そこに濃厚感が加わるのでベリー系に近くなりますね。カードに記載されたフレーバーにも「ブラックベリー、プラム、ストーンフルーツ…」とあるのでそういう事でしょうね。

バリスタさんとの会話を楽しみながら、コーヒーを飲みつつ、レモンパウンドケーキをいただきます。確かにコーヒーに合っていて美味しい!「食事をされたばかりなら、一人前2つですから分ければいいですよ」と言っていただけていたので、その通りオーダーしましたが、一つが大きいので確かに正解でした。

最後に豆を買っていきます。お勧めは最近発売を開始したエチオピアのナチュラルとの事で、それに決めました。そして「200g購入で、テイクアウト一杯プレゼント」という特典があったので、それに乗ることにしました。帰り道で飲むことにしましょう。細君の注文した夏のブレンド「Happiness Bloom」にしました。

京都での新しい出会いに感謝しつつ、帰りましょうか。
…その前に、細君が「SUGiTORA」に寄りたいということなので寺町商店街に向かいました。こちらは先ほどの商店街と違って観光客も大勢でごった返していました。「SUGiTORA」ではクッキー缶など買いつつ、ジェラートを楽しみました。

ここからの帰り、国道1号線に入るまでがなかなかの渋滞でした。車も多いですが、何せ人人人。とにかく人が多いのです。途中で曲がった方が良かったかもしれませんが、真っ直ぐ進んだら突き当たりは八坂神社。そりゃ混みますな。先ほどテイクアウトしたコーヒーのお陰でリラックスできて助かりました。ありがとう、京都。
ここからは購入したコーヒー豆を楽しみましょう。
エチオピア「Bombe Genene」という品種です。ナチュラル精製でフレーバーは「ほのかにフローラル、ハチミツレモン、ベリー、ストーンフルーツ、スイート、スムース」とあります。とりあえずドリップしてみましょう。フレーバーを際立たせたいという意図もあって「V60」で淹れます。お店からは実際に挽いた豆のサンプルをいただきました。いつも自分が挽くより少し細かいですね。それに従ってみます。浅煎りなので豆は結構硬く、ハンドルの回しがいがありますね。芳香が周りに立ち込めます。香りがかなり強いですね。


飲む前から鼻に来る香りが美味しさを伝えてくれますが、では実食!おお、エチオピアらしい酸味と甘味がエチオピア好きとしてはたまりませんね。ナチュラル精製ではありますが、ウオッシュドに似たようなスッキリ感もありますね。ナチュラルらしいベリー感もありますが、柑橘系の味わいも強いです。そして飲んだ後、鼻と口中にふんわりとした香りが残ります。これがフローラルなんでしょうね。尖りすぎない、マイルドな基調なのが嬉しい点でした。たまには尖ったのも良いんですけどね。
美味しいコーヒーをありがとうございます。また京都も行きたくなりました。

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