お盆休み、「暑いし、涼しい場所へ行って蕎麦でも食べたいなあ」というわけで、早朝から愛車Poloに乗り込んで国道153号(通称「飯田街道」)を東へと走らせました。ちょっと遅めの朝ご飯として「おにひら」の蕎麦を食べたかったのです。
「おにひら」の本店は長野県阿智村にある有名店です。いつも行列で待ち時間も長いので腰が引けてしまう面もあったのですが、今回同じ阿智村内の「治部坂高原」に支店ができていた事を知り、そちらならばひょっとしたらそれ程混雑していないのではないか、という期待を持って出発したのです。
その期待は見事に叶い、比較的空いた店内で美味しい蕎麦を食することができました。元々スキー場のセンターハウスを改装したらしく、天井が高くて広々とした店内は「いわゆる蕎麦屋的な風情」には欠けるものの、「おにひら」の美味しい蕎麦を食べられるんだから全く気になりません。席数が多いから混まなくて良いですね。「浪合パーク」という大きな公園の中にあって、夜は阿智村が誇る「日本一の星空」を眺められる観賞会も行われているそうです。それにしても、やはり涼しいですね~。車の温度計は25℃を指していましたから、それはそうですよね。名古屋だったら午前中とは言え35℃になっていてもおかしくない日でした。
涼しいのでしばらくそこに留まっていたい気持ちはありましたが(笑)、そのまま飯田街道を進んで飯田市に向かいます。そこに今回の目的地である「コーデコーヒービーンズ」があるのです。食後のコーヒーとしては少し時間が空いちゃいますが、まあ仕方がないですね。ちなみに途中で通過した「おにひら」の本店は大行列が出来ていました。
飯田市に入り、地図上はそのまま飯田街道から少し入ったところにある…はずなんですが車が何とか入れるような農道に入ってしまったり、となかなか到着できませんでした。あれれ?と何度も脇に車を停めてGoogleマップを見直して、ようやく到着できました。
そこは、一見普通の住宅のようでした。だから一度通り過ぎていましたね~。いやお恥ずかしい。さてまずはコーヒーを一杯いただきたいと思います。
中に入ると奥の部屋に通されました。やはり住宅を改装したんですかね。喫茶スペースは赤いエスプレッソマシン(「マルゾッコ」らしいです)がお洒落です。私はエチオピア・ウォッシュドを注文し、モカらしい甘い味わいを楽しみました。抽出はボンマックの台形ドリッパーのようでした。このお店で特徴的だったのは、配膳が終わると店主は別の部屋に入っていったことですね。客は我々夫婦二人だけだったので、落ち着いて過ごすことができました。
飲み終わって、レジのある出入り口近いコーナーで豆を買います。浅煎りと深煎りが欲しかったので前者は「コロンビア・ウィラ」、後者は「ケニヤ・マサイAA」を選びました。どちらもリーズナブルな価格かと思います。
さて少し遅めのランチ…と、その前にまたしても細君の「スイーツレーダー」が働いたようで、近くにスイーツのお店を発見していたという事で地元で愛されているであろう「マロン アップルロード店」でいくつか焼き菓子などを買いました。
さてさて今度こそランチです。これは決めていまして、以前前職で飯田に営業で訪問した際、当時の得意先に教えてもらった「とんかつ」の店です。「かつ禅」という名前ですが、建物の佇まいは一階部分をかなり洋風にアレンジした外観です。
美味しいロースカツをいただきまして、帰路に就きましょうか。そのまま高速で飯田インターから乗っても良かったのですが、休日割引も無いし、元来た道を辿っていきましょう。…ところが、2回ほど渋滞にはまってしまい、予想外に帰りが遅くなってしまいましたが、まあこれもよくある事ですね。
買ってきた豆をいただきます。
まず「ケニヤ・マサイAA」から。中深煎りらしいケニヤのワイルドな香ばしさがやはり持ち味ですが、ここの焙煎は少しワイルドさは控えめにして飲みやすくなっています。もちろんケニヤたる事を主張する「強さ」みたいなものは絶妙に残していますね。
「コロンビア・ウィラ」はスプレモで、中浅煎りながらも酸味だけではなくコクと甘みを感じます。全体的にマイルドなのはやはり「ああ、やっぱり基本はコロンビアだよね」と感じさせてくれます。
それにしても少し後悔したのは、「お店の特徴を感じるには、まずはオリジナルブレンドを買うべきだったかな」という事ですね。かなりブレンドも数多く揃えておりました。
この「コーデコーヒー」さんは本店が伊那市にあり、駒ヶ根にも支店があるので長野県に3店舗あるとの事です。またそちらの方にドライブした時にはぜひ寄ってみたいですね。
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