コーヒーを趣味にしていると、モノが増えますよね。
…前回と同じオープニングですいません(笑)。とにかく、そうすると当然置き場が必要になります。台所やレンジ台の脇などにドリッパーやらケトルやら置いたりさせてもらっていましたが、シンクが狭くなってしまいます。これはいかん。
どこかにコーヒー関係をまとめて置ける場所はないものか…と台所周りを見回すと、ここだ。
冷蔵庫と食器棚の間に、50cm幅も無いくらいの空間がありました。全く何も無いわけではなく低めのキッチンワゴンがありますが、その上には何も無い空間がぽっかりとあるのです。ここを上手く利用せねば!と思い立ったのです。
具体的にどうするか。幅は測ったら45cmほどしかなくキッチンワゴンはそのまま設置しておかねばならないので、かなり制約があります。しかし、制約があるからこそ考えるのが楽しいという面がありますね。しばらくは構想の日々が続きました。
ホームセンターで材料になるものを探すのも面白いですね。突っ張り棒、ワイヤーネット、木材…選び放題ではあります。突っ張り棒は突っ張らせる対象が冷蔵庫と食器棚では危ないと言わざるを得ませんね。それならば…と、長い長い突っ張り棒を天井と床の間に縦に2本取り付けて、その間にワイヤーネットを張り、用途に合わせたフックを取り付けるという案はしばらく考慮に値するアイデアかと思いました。ただ、これもやはり不安定と言うか軽いものしか怖くて乗せられませんね。プラ製のドリッパーは良いとして、ケトルやコーヒー豆の入ったガラス製のキャニスターなんか危なっかしくていけませんね。
2×4(ツーバイフォー)の木材を利用して、棚を作るキットがホームセンターにはありますね。やはり突っ張り棒のように床と天井に設置して、その間も同じ素材かあるいは1×4で棚板あるいはそれを支える材料にする、と。木材は好きですしコーヒーの雰囲気とも合うので、これはかなり迷いました。結構、お洒落な感じに出来そうですしね。ただ物を置くスペースはあまり作れないような気もしました。梯子状の足掛け部分に、どのくらいの大きさの棚板を取り付けられるのか? 置くものが少なければ棚板も小さく見栄えも良いかもしれませんが、それなりの大きさの棚板を取り付けるとなると、出っ歯のようにどうしても「突き出ている」感じになってしまって不安定に見えますね。
どうしようかなあ…とぶらぶらホムセン内を歩いていると、メタルラックを見つけました。そのコーナーには延長用のポール(支柱)も様々な長さのものがあり、また棚板も幅や奥行きなどバリエーションが多くありました。
これは1から作れるのか。
なるほど、長い支柱を4本買って、40cm幅くらいの棚板を数枚選べば良いではないか。当然キッチンワゴンがある部分には棚板は付けずに。これだ。
決まりました。メタルラックです。一旦家に帰って隙間スペースと睨めっこをしつつ、設計しましょう。
- 180cmのポールを4本、幅の狭い棚板という要素を考慮して19mm径の細いタイプを選択。
- 棚板は40×35cmを3枚。
- 4本ポールのぐらつき防止としてサイドバーを40cm×1、35cm×2。(本当はコの字型があれば良かった)
あとはキャスターを付けることにして設計は終了です。もう一度数軒のホームセンターを回りましたが、なかなか足りないものが多いため通販にしました。メーカーも一番安かったアイリスオーヤマにしました。この分野は元々エレクタが有名ですが、店頭ではそれより安いルミナスを多く見ましたね。アイリスはさらに安かったです。
届いた部品のパッケージを全て破るのは結構面倒でしたが、さあ組み立て開始です。特に工具は必要ありませんけど、ゴム製の木槌とかあると便利ですね。
棚板は上から被せていく事になるので、補強用サイドバーから順番にはめ込んでいきます。何せポールが180cmと長いので、横に倒した状態で作業するのはぐらつきまくって意外に面倒なものでした。最後の棚板を取り付けるときは安定しているので楽でしたが。
特にトラブルも起こらず(起こった方が面白いとは言え)、完成!です。大変細長いメタルラックが出来ました。
測っていたとは言え、ちゃんとキッチンワゴンが収納されてホッとしました。そしてコーヒー器具を収納します。S字フックも使って、そこにドリッパーを引っ掛けました。プラ製ドリッパーだとこういうラフな事ができて良いですよね。
これは今年(2022年)2月の事でしたがこのコーヒーコーナー(なんだか洋菓子屋みたいですが)、半年以上経過した今も気に入って使っています。台所にも「俺の場所」が出来たような感じでいいですね。
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