元からこの第3回はミッシェルを予定していたんですが、大変書きづらい事になってしまいました…。ご存知の方も多いでしょう、チバユウスケ氏がお亡くなりになりました。享年55歳。心からご冥福をお祈りいたします。ギターにアベフトシ氏も早逝されているので、今回の主役「THEE MICHELLE GUN ELEPHANT(ミッシェル・ガン・エレファント)」は既に解散しているとは言えヴォーカルとギターの2人を失ってしまっているので、復活も出来ないのだな…と思うと胸が締め付けられる思いです。
しかし、音楽は永遠に残ります。それを伝えていきたいですね。
THEE MICHELLE GUN ELEPHANTのメンバーは、チバユウスケ(Vo/Gt)、アベフトシ(Gt)、ウエノコウジ(Bs)、クハラカズユキ(Ds)の4人で編成されています。ほとんど装飾の無いギターロックが信条で「ギター、ベース、ドラム」だけで分厚い音を構成するのはブランキーと似ていますね。ジャンルで言うと「ガレージ・ロック」「パブ・ロック」と呼ばれるところでしょうか。実際メンバーはパブ・ロックの代表格であるイギリスのバンド「ドクター・フィールグッド」をリスペクトしていますね。
そしてミッシェルを唯一無二の存在たらしめているのがチバユウスケの「ロックを歌うために生まれて来たような」叩きつけるような激しいヴォーカル。そしてアベフトシの「クセになる」高速カッティング主体で構成されるギターサウンド。ほとんど歪ませず(アンプ直結らしいですね)、クリーンな響き。これがまた、カッコいいんですよね〜。
また、全身黒のモッズスーツというコスチュームもイカしてますよね〜。どちらかと言えばブリティッシュ寄りということが伺えます。
個人的にはアルバムで言えば「Chiken Zombies」「Gear Blues」辺りの時代が好きですね。「中期」と言って良いでしょうか。ハードとダルな要素がバランス良く出ていて、それが曲調とも相まって「グッと」来るんですよね〜。たまりません。
それでは、自分の好きな曲、おすすめの曲をいくつかピックアップしますね。
- バードメン どう聴いてもサビが「バードメン」とは聞こえないんですが(笑)、そこがいい。
- ゲット・アップ・ルーシー アベのカッティングが最高にカッコいい曲。ミッシェルを聴いたことのない方にはまずこの曲から!
- 世界の終わり 初期を代表するナンバー。かの「セカオワ」はここからバンド名を付けたとか。
- G.W.D. 「がなる、割れる、ダレる」で「G.W.D.」。
- アウト・ブルーズ 終盤近くの間奏がライヴ感あふれるアドリブの応酬で「カッコいい…」と嘆息してしまいます。
ブランキーもイエモンもライヴを観ましたが、結局ミッシェルは行けませんでしたね…ライヴでさらに活きるバンドなだけに今更ながら後悔してしまいます。また今回はチバユウスケさんの逝去のショックもあり、なかなか書き進める事ができませんでした。なんだか書き足りない事だらけのような気もしていますので、いつか加筆できたらと思っています。
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