密閉型スピーカー製作記(3)

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箱を組んだら次はお待ちかね(?)の塗装です。自作の楽しみの一つですよね〜さてさて今回の塗装色はですね、「ターナー」社の「ミルクペイント」を使いました。これは程よくマットな感触が出て良いんですよ〜。色は「ピスタチオグリーン」という、薄い青のような緑のような曖昧な色です。よくアンティーク系の塗装に使われますね。つまりはそういう事で、ユニットの色とは調和は取れないかなとも思いつつ、テーマは「アンティーク」で行こうと思い立ったわけなのです。雑貨好き女子ウケを狙おうとか、そういう下心は全くございませんよ(笑)。

さらにそれっぽくしたかったので、さらに同じ「ターナー」の「アンティークメディウム」を使います。これはまさに「汚し」を加えるもので、長く使い込んだような効果が出るというものなのです。

「ミルクペイント」のピスタチオグリーン。
こちらがアンティークメディウム。その時容量が多いのしか無かったのが…

まず、ミルクペイントを塗っていきます。2〜3回塗り重ねますが、むしろ大雑把に塗り痕が出るくらいの方が「古めかしさ」が出てベターではないかと思います。それにしてもこのピスタチオグリーン、良い色ですわ〜選んで良かった。

まずはピスタチオグリーンを塗った状態です。

いよいよアンティーク加工ですよ〜。この動画の通り、筆の先に少しだけつけてさらにある程度拭き取った上で角とかに擦り付けるように塗ります。もはや「塗る」という作業とも違うようですが…(笑)。なかなか、落とし所と言うか加減が難しいですね。やり過ぎてもヘンですし、少しだけだと効果がよく見えないですし。木目に沿って行うと、汚れる方向が何だか不自然だったりしますし。

もうちょっと自然に古くなった感を出したかったのですが、まあいいか。とりあえず塗装は終了です。ペーパー掛け時にそれぞれの角を不均等に削ったのは、リアリティを出すという点で良かったかなとは思いますが…

アンティークメディウムも使って、塗装は終了です。良い感じで汚せたかな…

塗装が終われば、いよいよユニット装着です。ちなみにスピーカー端子ですが、フォステクスの定番「P24B」を使いました。たまには金メッキタイプの「T150B」も使ってみたいかな、とも考えましたが価格が倍では費用対効果的にどうか…ですね。

マークオーディオ「Alpair10」は接続に大きめのファストン端子がついており、それに併せたプラグを購入しました。内部配線ケーブルは、使い勝手がそこそこ良いので気に入っているナノテック・システムズ「SP79 Special」を使います。「そこそこ」というのは、内部配線に使うには少し硬めで注意が必要なところですかね。芯線の一本一本は細くはないのでしっかりした音が出ますし、それでいてしなやかさも持ち合わせた自分としてはバランスの良いケーブルです。

前回の自作製作記でも書いたと思いますが、ユニットを取り付ける時ってワクワクしますね〜。まずリングを外した状態で装着…と思ったのですが、いや待てよ。もし取り付け位置がズレたりしたら、リングが嵌らないではないか。そう、フロントバッフルを2枚重ねる形でくり抜きを生成しているので、ピッタリ合わせないといけないのです。そんなわけで、リングを嵌めた状態でユニット装着です。最初やりづらいかと思いましたが、そんなことも無く進めます。逆に治具のように位置がピッタリと決まるので、むしろやりやすかったでしょうか。純正の木ネジは六角レンチで締める、という少々変わったものですが、ドライバーと比較しても誤ってコーン紙を突き破るミスは起こりづらいというメリットがありますね。

六角レンチは意外に楽です。
感動のスピーカー完成!あとは音ですね。

完成!左右非対称なアンティーク仕上げを施したマークオーディオの密閉型スピーカーです。ちなみに、名前は今に至るまで特に付けておりません。皆さん、付けてます?

いよいよ試聴ですね、こちらも当然ワクワクします。

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