密閉型スピーカー製作記(2)

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さあ、実際にエンクロージャーの設計に移りましょうか。

密閉型は設計図も楽ではあります。バスレフダクトすら無い、ただの直方体の箱でOKなのですから。まあ、フロントバッフルの左右は面取りしてスリムに見せることにはしましょうか。さらに、この「Alpair10」のフレームには樹脂製のリングが付属しています。特に音質的なメリットは無さそうで単なる見栄えのためでしょうけれども、確かにあったほうが格好は宜しいので使うことにします。厚みが1cmほどあるので、フロントバッフルを二枚重ねにすることでユニットを埋め込んでスッキリした見た目にしちゃいましょう。つまり、ユニットを通常通り取り付けた後、リング外周分の丸穴を空けた12mmの板を接着するわけです。お、何だかカッコいいんじゃね?などと勘違いしてテンションが上がった時は設計がどんどん進んでいきますね(笑)。

設計図は東急ハンズにカット依頼をして、あとは密閉型には欠かせない吸音材の調達です。バスレフにしろバックロードにしろ、吸音材というのはあくまで「添え物」です(もちろん異論は認めますよ)。ちょっとした調整の類いですから、必要が無ければ入れなくたって特に問題はないものなんですね。

しかし、密閉型には吸音材は必須と言えるでしょう。無くても可能な手法はあるのかもしれませんが、少なくとも私には出来ません。これまでになく知識が必要になるわけです。どのように吸音材を入れるか、どんな素材がベターか、様々なサイトを巡回してヒントを探しました。特に「クリプトン」スピーカー製作担当者の話は面白く、ためになりましたね。

色々考えたり店を巡回したりして、最終的に入手したのが「シンサレート」でした。これは、少ない量でも十分に吸音が可能という素材との事です。これと前から持っていたエステルウールも足して入れてみる事にしました。昔アコリバが出していたピュアシルク素材の吸音材もまだ持っていたはずなので探してみたのですが、見つからず残念(最近偶然発見しました。探していると見つからないものなんですよね〜)でした。同一素材のものだけ投入するよりも吸音する周波数帯が異なるので、より効率的になる事を目論んだのです。実際に上手く行くかどうかはやってみないとわからない話ですけどね…結局、何度か試行錯誤を繰り返す事になりますが、それは後の話です。

フルレンジだけど縦長で、茫洋とした顔つきになっちゃうかな…

さて話はカットした板の方に移りましょう。梱包を解くと、まあやっぱり何だか大きめ。これ以上大きいのはスタンドに載せづらくなる、いっぱいいっぱいな大きさです。とは言え、ブックシェルフですからそれ程作業に場所は取らずに進めていきます。板を鳴らすか鳴らさないかという問題で、エンクロージャーの補強をどうするかという課題にぶち当たりますが、出来るだけ鳴らさない方に振りましょう。現代的な音が欲しいのです。というわけで、設計でもそれを織り込んで余る板を有効に補強に使う方向で行きます。いや、ちょっと悩んでいたのです。鳴らす方向に振れば、補強用の板は使わなければいいだけですからね。とは言っても、左右に突っ張り棒のように渡す板と天板の補強、そしてユニット取付穴をくり抜いた円形の板を背面に貼り付けるという極く簡素なものです。フロントバッフルは二重にするので、特に何も施さなくても良いでしょう。

このように補強材を仕込みます。あと天板にも施しました。
シンサレートは当初こんな感じで貼り付けました。足したかな…

そして例のシンサレートとエステルウールを貼り付け、接着剤を使って箱型に組んでいきます。今回も釘は使いません。そうすると、どうしても浮きやズレが発生するので、「ハタガネ」で締め付けて無理矢理密着させます。この道具を揃えた時はまあまあの出費でしたが、やっぱり自作スピーカー製作には欠かせないですね。作業は就寝前にここまで進めておいて、朝目覚めてハタガネを外すとしっかり密着されている(この瞬間が嬉しいのなんの)ので、こういうスケジューリングが一番効率的でしょうね。

ハタガネは、このように使います。なかなか、物々しいですね。

しかしこの次は、意外に時間が掛かってしまう作業、ペーパー掛けです。ベランダに出てゴシゴシやるんですが、いつも気がついたらずいぶん時間が過ぎているんですよね〜特に今回は、角をすり減らすくらいの勢いで磨きました。11月でしたが、汗ばみましたね〜少し大きかっただけに。何故そこまでしたか、その狙いはまた次回にお話しする事になると思います。

ここまで角を削りました。左右非対称に、です。何故かというと…

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