久しぶりに本屋にも行ってみるものですね。音楽雑誌コーナーで見つけたのが「ミュージック・マガジン」の9月号。ギャラガー兄弟らしきイラストに特集は「1990年代洋楽ヒット・ソングス・ベスト100」ではないですか!

何だかランキングものばかり興味が行ってしまっているような気もしてしまいますが「ザ・ベストテン」世代だから仕方がないだろう、と思いつつ。
さてそんな90年代ランキング、初めは「ん?」と思ったりもしましたが、結局は「なるほど~」と思わされる内容でした。「ミュージック・マガジン」であって、ロック専門雑誌ではないわけですからね。また、「ヒット」した曲のランキング(米英でTOP40にランクした曲が対象という縛り)ですので知らない曲も無く楽しむことができました。
さてそんなランキングを見た感想などをまずは。
1位はやはり!…
そう、「あの曲」です。 予想はしていましたが、やはりその通りになりました。アルバム同様、順当ですね。
2位は意外でした。
これは個人的には驚きましたね。確かに大ヒットしましたし、後のシーンにある程度の影響は与えたとは思いますが…。まあ、人によっては「これが当然!」ともなるわけで、あくまで個人的な感想です。ちなみに、3位以下の上位は特にサプライズも無く「なるほど~」という感じで読み進めていきました。
現代まで影響力のある曲
同じヒットでも「後に影響を与えた曲」が優先して上位にランクされる(つまり多くの選者が上位にしている)印象が強かったですね。それは当然と言えば当然ですね。
どちらかと言えばアメリカに偏る?
まあ、自分が「ロッキング・オン」読者だったこともあるかもしれませんけど、個人的にはもうちょっとイギリスからのヒットもあって良かったかな~とは思いました。例えばEMF「Unbelievable」とか(しかも全米で1位獲ってましたわ)。時代の徒花なのか?再評価は来ないか? あと、プロディジーもランクイン無し。ちょっと寂しいかな~。
90年代ならではの曲というのは?
80年代は「明らかに時代を感じさせる曲」が多いと思うのですが、90年代になると現在と比較してもそれほど大きな違いは無いように感じますね。そう思うと音楽界においてはターニング・ポイントだったと言えるのでしょうか。逆に言えば、だからこそ80年代が注目されている側面もありますね。
順位低くない?
ウィーザー、ファットボーイ・スリム、パール・ジャムは下位に甘んじました。当時の歓迎ぶりからすると、少々ランクが低いかなとも感じました。確かにライバルとなるヒット曲が目白押しだから仕方がないのかもしれませんけどね~。
最多ランクイン
レディオヘッドが堂々の4曲で、さすがですね。あと3曲がオアシス、R.E.M.、マッシヴ・アタックという結果でした。こうして見るとマッシヴ・アタックの健闘ぶりは凄いですね。
アルバムではなくて曲単位のランキングだから、200位まで知りたかったという思いはありますね~。選者の方々の出したランキングからある程度類推は出来るでしょうけれども、何せ字が小さくて(笑)。色々あった90年代ですが、結局No.1に輝いた「あの曲」を産んだ年代だったのかな、と改めて思わされました。

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