ドリッパー試します〜クリスタル編〜

COFFEE
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こんにちは。

趣味というのは、どれもそうだと思うのですが「道具を揃える」事も喜び楽しみの一つではないでしょうか。まあ、道具のコレクションになってしまうと別の趣味という気もしますけどね。あくまで「これを使ってみたい」という動機で結果的に同じようなものが増えてしまってもそれは「コレクション」とは違うという気がします。

そこでコーヒードリップ。

ドリップ(区別するために「ハンドドリップ」と言いましょうか)にはドリッパーが必要で、まずは「カリタ」のものを購入して使用した事は前回までのお話でしたね。そこから1ヶ月もしないうちに別のドリッパーを購入したのでした。こうなったら「趣味」「沼」の領域に入ったことの証左でもあるのでしょう。ただコーヒーを淹れたいだけなら、一つドリッパーがあれば十分ですもんね、

何を買ったかと言えばキーコーヒー「クリスタルドリッパー」です。

とにかく「円錐型」ドリッパーを手に入れたかった、というのがまず第一。「カリタ」は「台形」または「扇形」ドリッパーです。ここで円錐型ならば大抵はハリオ「V60」がファーストチョイスになります。もはや「世界の定番」ドリッパーですしね。

カリタの内部。3つの小さい穴があるのが分かります。
クリスタルドリッパーの内部。円錐なので、当然穴は大きめのが一つ。

しかし、当時(約1年前)の私はあえてクリスタルドリッパーを選択したのです。理由は幾つかありますが、

  • 数年前ではあるが雑誌「MONOQLO」に絶賛記事があった事
  • コーヒー系YouTubeの様々なドリッパーを試す動画を参考にした
  • やっぱり見た目の良さ

という感じでしょうか。「MONOQLO」は広告を取らずに自腹で試すという方針を貫いているので信用できる点と、下手にプロが評価していない所も逆に自分のような素人には向いているのではないか、と想像したのでした。

そんなわけで、我が家に到着したクリスタルドリッパーなのですが、実物はさらに美しいですね〜材質もポリカーボネートで、普通のプラに比べて丈夫そうだし耐熱温度も高いという点も安心につながります。また、クリスタルな模様は内部が立体的に出来ており、これが湯の流れをある程度調整します。

まさにクリスタル、という美しいドリッパー。しかし、これは機能美なのです。

一緒に純正のペーパーも購入していますが、これは「未晒し」で茶色いペーパーなのです。せっかくだから白い方がドリッパーとも合うのになあ…と思いつつですが、まあ仕方がありません。ちなみに「未晒し」の方が漂白剤を使っていないので良い、と言われたりしますがそれは昔の話で、今は白いペーパーも薬品は一切使用していないとの事です。

さてさて肝心のドリップですね。

あまり急いで注湯してしまうと、サッと流れてしまいそうなのでそこは気をつけながら注ぎます。そう、円錐型のメリットは「自分でコントロールできる事」なのです。逆に言えば「コントロール出来ないと薄いコーヒーになりがち」という事です。台形と比べると「ため」が無いですからね。コントロールなんて面倒くさい、と言う方はカリタかメリタにしておく方が良いかと思われます。

とにかくコーヒーが美味しく出ますように…と緊張と共に落としきりました。さて味の方は…

クリスタルの模様を伝わっているのが分かるだろうか…ちょっと分かりづらいですね(笑)。

なるほど、なるほど。スッキリしていながら、ちゃんとボディ感のあるコーヒーを楽しむことができました。カリタではコクがまず前面に出ていましたが、クリスタルはキレと香りが前に出てきますね。そしてエッジが効いています。

やはりカリタは昔ながらのコーヒー、クリスタルは現代風コーヒーの味という、少々大雑把ではありますが、そんな違いがあると思いました。そういう意味では、深煎りと中〜浅煎りで分けてみるのも良いかもしれません。このドリッパーが、しばらくメインの座に収まることになります。

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