4月から新しい生活が始まるという方も多いかと思います。最初は色々バタバタしていますが、少し落ち着いてくると、必要最小限だった生活用品に加えて趣味的なものが欲しくなってきます。
「ここはひとつ、コーヒーでも自分で淹れてみようか」
閃きのように思いつくこともあるでしょう。ホームセンターなどでもコーヒー豆の粉とお湯を入れてスイッチを押せば自動的にコーヒーを作ってくれる昔からの「コーヒーメーカー」も安価に販売しています。しかしちょっと他のコーナーに目を向ければ、そこにはコーヒードリップの様々な器具も販売しているのです。ドリッパー、サーバー、ドリップケトルなどなど…見ているとそんなに高価でもないし、何だか自分でコーヒーを作る(淹れる)のって、さらに豆からコーヒーを挽くのもカッコいいかも…

思い立ったら吉日です。早速実践してみましょう。
そんなわけで、今回はこれまでも様々なコーヒー器具について触れてきましたが「結局最初は何を揃えればいいの?」という場合に絞ってご紹介してみたいと思います。
ドリッパー 「HARIO V60」
ドリッパーって本当に色々ありますが、ど定番のこちらにさせていただきます。自分はカリタの扇形タイプから始めましたが、慣れてくるとすぐに円錐形に移行しました。やはり自分で濃さをコントロールできるので便利です。浅煎りに強いイメージがありますが、深煎りでもゆっくりお湯を注げば問題無いですよ。材質は安いプラスティック製をお勧めします。陶器や金属ですと温める必要がありますしね。2人分までなら小さい方(01)で大丈夫です。

フィルター(ペーパー) 「CAFEC アバカ円錐コーヒーフィルター」
私も愛用しているこちらを紹介したいと思います。ネックは売っている店が限られる事ですね。まあとりあえずは他のものでも良い(例えばホムセンでも売っているハリオとか)のですが、フィルター(ペーパー)って白いのと茶色のがありますよね。昔は「漂白剤を使用しているから白は良くない」という理由でナチュラルな茶色が好まれましたが、現在は漂白に薬品を使っておらず、むしろ紙特有の臭いが残る茶色ではなく白を選ぶ傾向が強いということは申し添えておきますね。

サーバー 「Karita 102サーバー」
同じタイプでハリオのものもありますが、単純に見た目で(それほど変わらないですけどね)シャープなラインを持つこちらが好きだったりします。何だか昔の喫茶店的な雰囲気があるんですよね。「Karita」のロゴがそう見せている面もあるでしょう。目盛りも親切な設計になっていて、容量だけではなくて「コーヒー何杯分」という目盛りも刻まれているのも嬉しい点です。こちらは2~5人用で少し大きいかもしれませんが、もし人が集まってコーヒーを淹れることになった場合も安心です。

ケトル 「HARIO ヴォーノ800ml」
私も最初に購入以来、ずっと愛用しています。何と言っても価格が安いし、それでいて注ぎやすい。細くも太くもお湯が出せるので重宝しています。普通のヤカン同様、直接コンロに掛けられます。何かのキャラクターみたいな(ビバ●ダム?)見た目も可愛らしいですね。

ミル 「キャプテンスタッグ UW-3540」
最初はコーヒー豆を粉で買うかもしれませんが、せっかくですから豆で買ってその都度挽いてみるの、楽しいですよ。そこから立ち昇る芳香、もうたまりません。手挽きのミルはかなり安いものもありますが、内部の刃がセラミック製であることが多く、それはそれで決して悪くはないのですが少々力が必要になります。最初からステンレス製の刃にした方が弱い力で挽くことができるのでオススメです。また、筒型の方が据え置き型よりも力が入れやすいという要素もあります。それらの要素と価格面を考えるとマイナーな存在ではありますがこちらになる、というわけです。また、一度に入る豆の量も25gくらい行けますので2人分挽くときには便利です。

あとはお好きなマグカップなどでお楽しみください。日常に彩りを添える、日頃の疲れを癒やす、コーヒーはそんな存在になれることを願ってやみません。
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