水出しコーヒー、どうでしょう。

COFFEE
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また暑い季節がやってきました。

コーヒーはホットに限ると…みたいな話は去年していますな。つまりはアイスコーヒーなわけですよ。前回は急冷式で、サーバーの周りを氷で覆ってドリップするというアイスコーヒーを作ってみました。実はその前にはサーバーに氷を入れておいてその上からドリップするというもう一つの急冷式を試したのですが、これは濃さがよく分からなくなるという欠点があったのでした。まあ、慣れればなんて事はないんでしょうけどね。

そこで今回は違った方法を試したいな、と思い立ったわけです。やはり真っ先に思い浮かぶのが「水出しコーヒー」「コールドブリュー」とも言われますね。これも凝ったものだと点滴のように水を落とす滴下式の大仰な器具があったりしますが、見栄えは良くて結果も良さそう(こういった器具で淹れた水出しコーヒーを飲んだことがありますが、ものすごく美味しかったです)ではありますね。とは言え、さすがにコストも高いし狭い我が家には全く不向きな器具であります。お店で楽しむとしましょう。

そこで登場するのが「ドリップポット」と呼ばれる、容易に水出しコーヒーを作ることができるポットです。取り外し可能なフィルターが付いていて、そこにコーヒーの粉を仕込んで数時間漬け込む、というやり方ですね。つまり「浸漬式」というわけです。ペーパードリップとは全く違うわけで、味わいも変わってくる事が期待できますね。

ドリップポットも各社色々出ていますが、定番ハリオのものにしました。「水出し珈琲ポット・ミニ」という600mlのタイプです。1リットルのタイプもありますが、できるだけ早く飲み切る必要がある事を思えばこちらの大きさがいいでしょう。気軽に試せる価格も魅力ですね。

「水出し珈琲ポット」と分かりやすいタイトルです。
箱にも「このような用途で」と書いてあって親切ですね。

説明書通りに作ってみましょう。ポット満タンに水を入れる場合の粉は50g必要、と。なるほど。つまりは20g × 2 + 10gという事で3回ミルを回さないといけないですね。ちょっとこれが面倒か(笑)。コーヒー豆はコストを抑えるべく「無印良品」のダークローストを使います。これ、安い割に意外に欠点豆も少なくて良いんですよ。

ストレーナーと呼ばれるフィルター部に挽いた粉を入れるのですが、ここで注意すべきはドリッパーに入れる時と違って直径が小さいので粉が外にこぼれるかもしれない、という事です。まあ、例えばORIGAMIドリッパーなんかを漏瑚代わりにして投入するという方法もありますけどね。とにかくあまり粉をこぼすともったいないですし、個人的には細君に叱責を受けるネタを作るのは避けたいところであります。…でも少しこぼしました、ごめんなさい。

こんなポットです。ハリオっぽいデザインですね。
このようにストレーナーに粉を入れます。少しこぼれて…

粉を入れたストレーナーをポットにセットして、次は水を入れます。650mlをゆっくりと注ぎます。注ぎ切ったらスプーンで撹拌します。かき混ぜすぎても雑味が出てしまうようなので、その加減は試行錯誤になるかもしれませんね。

あとはポットを冷蔵庫に入れて8時間待つのです。長いですけど「寝る前に淹れて起きたらモーニングアイスコーヒーが飲める」という寸法でもありますね。じっと我慢の子であった…(古っ)

そして8時間が経ち、ポットを冷蔵庫から出してストレーナーを取り外します。このストレーナーは底が外れる仕様になっているので、内部のコーヒーかすを捨てやすいのが良いところですね。サッと洗っておきます。

さてさて、そんなわけで水出しコーヒーの完成でございます〜。ポットの中のコーヒーは、やはりフィルターの目は粗いのでペーパードリップと違って透明度は低いですね。回してみると底の方には粉が少し沈んでいることが確認できます。

出来上がり〜♪

カップに注いでみると、油も少し浮いています。いわゆるコーヒーオイルですね。熱湯を使うペーパードリップでは油分は溶け出していますが、水出しの場合はこのように分離しているわけですね。ただ、水出しの場合はそれほど油は出ないとの事でしたから少々「?」ではありますが。

飲んでみると、深煎りらしいコクはありつつも苦味や渋みは少なくスッキリした味わいです。コーヒーの抽出液自体は粉がフィルターの目を通して出ているので若干の濁りはありますが、口当たりは大変クリアですね。それでいてどっしりしたテイストも感じられるので喉の渇きを癒すと同時にしっかりしたコーヒーを飲んだ、という満足感も得られます。

ただ好みとしてはもう少しクリアさを出したいかな…と感じたので、コーヒーの粉の量を少し減らしてみました。50gから45〜6gにわずかではありますが減らして、撹拌もあまりやり過ぎないように気を付けました。

そうして2度目を作ってみて、「あ、これだ」と感じました。ちょうど良い塩梅のコクとクリアさ。このように自分の好みに合わせていくのは難しくないですね。

気をつける点と言えば、抽出時間がどうしても掛かるので「飲みたい時に飲める」ように時間を調節する事でしょうかね。いや、今も飲みたかったんですがもう無いので(笑)。ペーパードリップのようなわけには行きません。

また、冷蔵庫の隙間を確認しておかないと大変な事になります。2度目の時もさあ出来た、あとは冷蔵庫に…という時に「あちゃー、中がぎゅうぎゅう詰めではないか」という事がありました。まあ、なんとか整頓して事なきを得ましたが…このハリオのポットは取っ手が付いて便利ではありますが、その分場所を取ります。他社で取っ手のない角形をしてスペースファクターに優れたものもあるので、こちらもケースによっては使いやすいかもしれませんね。

そんなわけで「水出しコーヒー」、この暑い夏に常備しておくのも良いんじゃないでしょうか。

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