4人のコーヒー系YouTuberがそれぞれ「推し」のコモディティ豆を持ち寄っての詰め合わせ。これが「Outsiders Box」。
こういうコラボ限定企画は大好きですが、今回のキモは「コモディティ」であることですね。高級な「スペシャリティ」ではなく、あくまで普通に流通している豆。昔からよく知られているものなんですね。そこが逆に面白いですね。基本に立ち帰る意味でも大いに意義がありますよね。
さてこの4人のメンバーと紹介するコーヒー豆はと言うと…
- 「WAKO COFFEE」コロンビア・スプレモ
- 「ひつじ珈琲」ブラジル・サントスNo.2
- 「備長炭フルシティロースト」インドネシア・マンデリンG1
- 「Red Stone Coffee」ウガンダ ロブスタ
本当に基本中の基本の豆なんですね。まあ、ロブスタ種はブレンドに使われることが多いので単独で飲むケースは少ないかもしれませんし、私自身も未知のものだったりします。「Red Stone Coffee」はエスプレッソのお店なので、そこもまた他と異なる点ですね。
販売開始と共に注文を入れまして、届いたパッケージがこれまたステキ。
4人のスーツ姿でのポストカードとピンナップ的なA4版のパンフ、その裏面にはそれぞれの豆の説明などが載っています。またさらに「Outsiders Box」ロゴのステッカーも2種類入っていまして、入手した満足感を高めてくれます。
まずはそれぞれの豆をストレートで飲んでみました。
- コロンビア・スプレモ
自分がよく見るスプレモより少し浅めに焙煎しているでしょうかね。なので酸味がより引き出されて、苦味甘味酸味と全てがバランス良く出ています。自分が思うコーヒーの、まさに王道かなあと思わせられました。 - ブラジル・サントスNo.2
こちらも焙煎は思ったより浅めですかね。それによってやはり普通に飲んでいるブラジルに比べると酸味が少しだけ出ていて、元々のブラジルらしいナッティな風味に奥行きを与えていると思いました。 - インドネシア・マンデリンG1
まさに「フルシティロースト」な煎り具合(笑)。こちらも王道マンデリンの味ですね。この豆らしい深いコクと共に、くどくはならずに雑味の無いスッキリさも両立させています。 - ウガンダ・ロブスタ
こちらは初めて飲みますが、どこかでも言われていましたが「お茶」のような風味を感じますね。緑茶ではなく麦茶、ほうじ茶、烏龍茶のような。そしてキリッとした苦味。ロブスタはブレンドに使われることが多いですが、これはこれで面白い味でした。
YouTubeでもパンフにも手持ちのものを含めてブレンドしてみる事をお勧めされていました。確かに、やってみたいですよね〜。そんなわけで、いくつか試してみました。
- ブラジル1 + コロンビア1
まずは超オーソドックスに。半々でブレンドしてみましたが、まさに「ブレンドコーヒー」という感じになりました。マイルドで飲みやすい。両方とも少し浅めの焙煎なので、少し酸味を強く感じますかね。もちろんイヤなものではありませんが、ブレンド比率を変えると変わってくるかもしれません。 - インドネシア5 + ブラジル3 + コロンビア2
これも王道の「ちょっと苦めのブレンドコーヒー」を狙ってみました。これは良い感じ。それぞれが強烈に主張することなく、むしろ上手い具合に溶け合って狙いに合致したものになってくれました。 - インドネシア1 + ブラジル1
これは互いに持ち味を打ち消しあってしまったかな?まあ、淹れ方もあるので豆だけのせいでもないでしょうけれども。ただ、インドネシアの比率をもう少し高めた方が良かったかもしれません。 - コロンビア5 + ブラジル3 + (手持ち)エチオピア2
手持ちのイルガチェフェを使ってみました。ウォッシュドです。これで思ったよりもまとまりが良く、互いの良い面をうまく出したものになってくれました。ブラジルがうまく橋渡しをしてくれた感はあります。 - ウガンダ5 + インドネシア3 + ブラジル2
苦味がキリッとした、何だか少し懐かしさを感じるブレンドコーヒーになりましたね。ロブスタのお茶っぽさも良い方向にうまく効いています。アイスでも良さそう。 - コロンビア1 + (手持ち)エチオピア1
「4」のエチオピアと同じものです。これは悪くはないのですが個人的にはちょっと酸味が強いかな?という感じでした。やはりこういうブレンドにはブラジルが必要なのでしょうかね? - ブラジル1 + コロンビア1 + インドネシア1 + ウガンダ1
4種類全てを同じ比率でブレンドしてみました。これはですねえ、何と言うか懐かしい「喫茶店」の味だと思いました。「純喫茶」的なところに入ると飲める味、と言いましょうか…
とりあえず、こんな感じでかなり楽しむことが出来ました。面白いですね〜。手持ちの種類がもう少しあるとさらに選択肢は広がりますが、そうこうしていると豆が無くなっちゃいますよね。あるうちに楽しめるだけ楽しもうと思います。もちろん、単独でも楽しみたいですしね。
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