ドリップスケール、使ってみました。

COFFEE
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これまで、何だか苦手感があって横目で睨みつつやり過ごしていたのですが、世の中?の趨勢には抗わず直視せねばならないか(大袈裟な)…と思い立って手に入れました。

それが、ドリップスケール

スペシャリティ界隈のドリップレシピはほとんどがスケールありきで記されているのです。「豆◯◯gに、一投めは▽▽ gのお湯を注ぐ」といったように。ですので、「この新しい豆を最良の状態で飲みたい!」と思ったらスケールが必要になるわけですね。しかし、私はその辺りを「まあ、中浅煎りだしこのくらいかな」とアバウトにドリップしています。まあ、それでも美味しいコーヒーは飲めますし特に問題は無いわけですが、それでも「このロースターさんやバリスタさんが最良と思われるレシピ」で淹れたれたらもっと美味しくなるのかも…と考えたら、何だかモヤモヤした感情を抱いてしまいますね。

モヤモヤを解消するには使ってみるしかないでしょう。さてどれにするか、ですね。人気のあるタイムモアか、ロングセラーのハリオか、2,000円以下で買える無名のタイプか…

選んだのはエレコム(ELECOM)。PC周辺機器メーカーというイメージが強いですね。実は日用品関連も扱っているようです。コスパが大変良くてレビューなど見ても悪い事はほとんど書かれていないので、信頼性も高そうですしこれに決めました。

届いたスケールの箱を見て少し驚きます。「意外に小さいのだな」と。家にもあったタニタの秤よりも少し小さいような。

エレコムにしては(失礼)、キッチン用品系らしい感じ。
シンプルでコンパクト。使わない時も収納しやすいサイズ。

開封してみるとチャコールグレーの色もあってか、コンパクトに見えます。他機種との最大の違い、載せる箇所が丸くなっている事ですがサーバーを載せてみると、まあ特に不便さは感じませんね。デザイン的には少々…ではありますが。タイムモアが人気なのはデザインがオシャレであるという要素も大きいでしょうね。

また、「あれ、取説が無い」と少し探しましたがパッケージ側面にQRコードが。なるほど、そういう事ですね。紙の取説はありませんでした。PDFではなく、あくまでスマホかタブレットで見ることを前提にしたオンラインマニュアルですね。

今風に、オンラインマニュアルになっています。

さて実際に使ってみないとですね。とりあえず「お湯を注ぎ始めたら計量がスタートする」ようにしたいわけですよ。マニュアルを見ると、パワースイッチをタッチする毎に(通常の)タイマーモード→オートタイマーモードに切り替わるので、まずは豆の計量はタイマーモードで行って、ドリップの時にオートタイマーモードにするという手順ですね。なるほど。

実験的に一杯ドリップしてみましょう。まず計量スプーンを置いてセットボタンを短押しするとゼロ g表示になるので、そこに10 gになるように豆を入れていきます。次にサーバーやドリッパーを置いてセットボタンを短押しするとオートタイマーモードになるのでお湯を注いで行きます。タイマーと計量がスタートするので蒸らしたり注いだりという作業を、時間とお湯の量を確認しながら行う事ができるわけです。

とりあえず一杯だけ、淹れてみました。

まあ、初めてやってみると数字ばかりに目が行ってしまって、手が緊張してしまって注ぎ方が少々疎かになりました。しかもお湯の投入量や時間もおおよその値でいい加減だったのも良くなかったですね。ちゃんとしたレシピを用意してやらないと。とは言え、淹れたコーヒー自体はいつもよりボディ感がしっかりした仕上がりになって、これはこれで良いかなとも思いましたが。

ここで参考にするのはやはり、あの有名な「4:6メソッド」でしょうね。世界一に輝いた経験を持つバリスタ、粕谷哲氏が考案したレシピです。詳細はここでだらだら書き連ねるよりサイトをご覧になられた方がよろしいかと思います。

まずは「お湯の量は豆の15倍」との事なので、2人分にと掬った豆(エチオピア)は24.6 g。いつも意外と使ってたのね(笑)。24.6 × 15 = 369mlになりますね。これを4:6に分けると1投目(蒸らし)と2投目はおよそ74 g、残りが222mlになりますね。後半は好みの濃さに合わせて、薄くしたければ一気に222ml投入するか、濃くしたければ回数を増やしていく、という感じです。文系の私はこれだけの事で頭が少々クラクラしますが、気を取り直して行きましょう。ちなみに挽き目は粗挽きとの事です。粗挽きにしてゆっくり目に注ぐ、というコンセプトですね。時間は掛けるけど粗挽きなので雑味は出ない、という事でしょう。

まずは、豆を投入して計量したら、モードを変えますね。

おすすめ的には後半も3回に分けるのを推奨しているので、とりあえずそうしてみましょう。つまり合計5投全てを74gにするわけですね。

0:00 74g注ぐ

0:45 74g注ぐ 累計148g

1:30 74g注ぐ 累計222g

2:15 74g注ぐ 累計296g

2:45 74g注ぐ 累計370g

3:30 ドリッパーを外す

理想的にはそれぞれの時間にお湯が落ち切る事になります。落ち切るように挽き目を調整するようにとの事なので、一回で上手く行くようなものでもなさそうですね(予防線)。

それぞれの目標数値まで注ぐのもなかなか難しい。足りないか通り過ぎてしまうか。まあ仕方ないですよ、慣れるしかない…(逆ギレしそう)。

まずは蒸らしを…

涼しくなってきたにも関わらず、脇の下に汗をかきながらドリッパーを外します。これでどうだ!

全部お湯を入れました。もうすぐドリッパーを外しますね。

お〜、かなり時間を掛けているせいなのか、ボディ感が強いですね。スッキリした喉越しが持ち味と思っていたエチオピア(ウォッシュド)も、コーヒーらしさと言いましょうか、味わい深いものになります。これまで慣れてきた味と違うので若干戸惑いはありますが、いやこれは確かに美味しいですね。

今回は豆自体にレシピのあるものが無かったので、4:6メソッドを試しましたが、またレシピ付きの豆が手に入った時にはその通り実践してみたいと思います。ありがとうございましたっ!

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