最近は宿泊料金も高くなってきて、連休だからと言って気軽に一泊旅行もしづらくなってきました。でもまあ、日帰りできる距離でドライブというのも悪くはないですね。心癒される景色を見つつ、美味しいものをて食べ、できるだけ混まない道をゆったりドライブ。イイじゃないですか。そして食後に美味しいコーヒーを飲み、コーヒー豆を買って帰るのです。
そんなわけで、このゴールデンウィークは静岡県は御前崎市を訪れてみました。この辺りも以前仕事で何回も行ってはいたのである程度道は分かります。とは言え遊びで行ったことはないので、観光地として行ってみたかったのです。
御前崎と言えば海。海といえば海の幸。昼ごはん目指して海岸方面に向かいます。御前崎ロングビーチを横目に見つつ、半島の先あたりの「マリンパーク」横にある「海鮮なぶら市場」に到着。11時を回ったばかりでしたが、結構車は停まっています。ここは「海遊館」で海の幸が豊富に売られていますが、「食遊館」ではいくつかの食堂があって、新鮮な魚料理を堪能できるのです。

「食遊館」に入ってみると既に行列が。「こりゃまずいか」と一瞬焦りましたが、ほとんどが「日光丸」という店の行列でした。なるほど、カツオの藁焼が人気なんですね。
他にも食事ができる店は3店舗あります。その中でお寿司屋さんの「海幸」ですぐに注文することができました。レジ前に「お勧め」として載っていた「海幸丼」を細君ともども選びます。これは「カツオ、生しらす、釜揚げしらす」というまさに「この地域特産」な海鮮丼なわけです。
いや~最高。幸せ。海の幸はやっぱり海沿いで食するのがイイですね。プリプリしたカツオの刺身、滅多に食べられない生しらす、そして意外に美味しかった釜揚げしらす。よくある塩辛いだけの釜揚げしらすとは違って、やっぱり「魚を食べている」感が強いんですね。ごちそうさまでした。

その後は静岡のお茶を使ったジェラートを堪能し、「海遊館」で買い物をしたり、「マリンパーク」で海を見て癒されたり。思いっきり外海だから、本当に美しい海に感動します。




さてここから本題のコーヒーですね。目的地は「山の上のコーヒーショップ」です。海岸沿いにいるのに、山なんですね。とは言え、20分ほどで着きます。確かに小高い丘の上にありました。外観もオシャレですが、中に入ると元々はパブだったらしい広い場所に、レトロ感のある調度が配置されていて落ち着いた雰囲気を醸し出しています。


先に注文・精算するシステムです。テイクアウトも多くてソファに腰掛けて待っている方もいたり、その後もそういったお客さんが何組か訪れていたので理に叶っていますね。コーヒーメニューは「本日のコーヒー」「カフェラテ」「シングルショット」、そして「ハンドドリップ」がマイルドとビターがありました。「本日の…」はどうやらアメリカーノですね。せっかくなのでハンドドリップでいただく事にしました。豆はペルーです。手作りのチャンククッキーもあったので、それも一緒に注文しました。

このお店はオーナーさんが一人で切り盛りしているので、しばらく待つ必要がありますね。ゆっくりと店内を見回しながら楽しみにします。


出てきたコーヒーとクッキー。う~ん、いい香り。クッキーは丁寧にカットされていました。忙しいのに何か申し訳ないです…と思いつつ、コーヒーを口に運びます。
キャラメルのような甘みがフワッと口の中を支配します。そしてほんのりと苦みと酸味。まさに甘露。最近他でもペルーの豆を味わいましたが、美味しいですよね。甘いクッキーと合いますね。冷めてくると柑橘系の酸味が少し前に出てきますが、それもまた良いです。


まったりした時間を過ごして、さあ豆を買って帰りますか。聞いてみると、ハンドドリップで飲んだペルーの「マイルド」「ビター」の2種類を販売しているとの事。飲んで美味しかった「マイルド」を100g買いました。置かれているソファで座って待ちつつ、順番に対応していただけました。かなりテイクアウトのお客さんもいらしていたのです。
楽しい日帰りドライブでした。さあ、買ってきたコーヒー豆をドリップしてみましょう。
自分のドリップはどちらかと言うとライトにしがちです。それでもテイストはしっかり出したいという感じでしょうか。なので、お店で提供された(自分にしては)濃さにはならないかな…と思いつつ、いつものようにフラワードリッパーを使って淹れました。

「あの」甘みが蘇ってきました。いいですね~。ただやはり自分の淹れ方ではちょっと薄口になりました。これはこれで決して悪くはないんですけどね。初めて飲んでいたら納得していたでしょう(笑)。お店で美味しいのを飲んでいるだけに、濃さはもう少し薄くしつつ味だけはしっかり抽出したい。まあ、豆をもう少し細かく挽いたり、湯の温度を上げたり、もっと時間を掛けてドリップするなり、ドリッパーを変えるなり色々方法はあります。様々なアプローチがあるところが、コーヒードリップの面白さですね。
このコーヒーを飲むと、思い出す御前崎の海と自然。また行きたくなりますね。
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