2025年の夏は連日猛暑、休日も外に出たくない…などと言って閉じこもっていたら気分も何だか下がりますよね。お盆期間中も何連休!という身分ではありませんが、日帰りドライブくらいは行きたいものです。
そんなわけで今回は浜名湖方面に行くことにしました。
きっかけはYouTubeで観た「国道301号で浜名湖のほとり」をドライブする動画なんですが、そこで配信者の方が休憩で入った養蜂場のソフトクリームなんですね(笑)。これに付随して以前から細君と「うなぎ、久しぶりに食べたいね~」などと話していたので決まりです。うなぎ、アイス、そしていつものように「コーヒー」という完璧?なドライブルートが設定されたわけです。

まずはうなぎ。浜名湖周辺で養蜂場のある三ヶ日町と湖西市中心で事前に検索していましたが、湖西市の「五條」に行きました。11時半ごろに着いたので、まだ混んではいなくて良かったです。

何年か振りに食した鰻重、いや~美味美味。関西風に焼いて外はサクッと中はフワッとしたうなぎ自体の歯応え、タレの甘み、たまりませんね~。食レポには慣れていないので、こういう時の語彙に困ります。

我々は普通の「鰻重」を注文しましたが、このお店は「きんし重」という「だし巻きたまご」をプラスして載せたメニューもあって、隣のテーブルの方々が大変美味しそうに食べておりました。次に機会があれば、ぜひ食べてみたいですね。
さあデザートタイム。養蜂場に行きましょう。三ヶ日町方面に戻り、「長坂養蜂場」に入ります。お昼時で少し空いていないかとも思いましたが、まあまあ混んでいます。店内もそれ程広くはないだけに、かなり人混みがある印象でした。

色々購入した中に「はちみつアイス珈琲」もあります。コーヒー専門店とのコラボ商品なんですね。こだわり抜いたコーヒーと、はちみつだけの甘さなので普段砂糖を入れない私も「コーヒー,おうちコーヒー,おうちカフェ,コーヒー豆,コーヒー豆の種類,コーヒー紀行,ドライブ,日帰りドライブ,旅土産,これは美味い!」と思わず口にしました。砂糖の甘さとは違いますね。カフェオーレにしても丁度良い塩梅で、パン食にピッタリ。(限定商品で、完売のようです。申し訳ありません)

肝心のアイスは外のカウンターにありました。さてここがキモなんですが、ハチミツを混ぜ込んでいるソフトクリームにさらに、「追いハチミツ」」をかけてくれるんですよ。YouTubeでも見たんですが、これがいかにも美味しそうなんです。美味しいに決まっていますね。
暑い中、食べるハチミツソフトクリームはまさに元気回復薬ですね。うなぎの効果とも相まって、暑さにも打ち勝てそうな気がしてしまいます。錯覚でも何でもいいから、そういうのは重要ではないかと。


いよいよ本題ですね。コーヒーを目指します。そのまま国道301号を南方へ、湖西市は弁天島に向かいます。国道沿いにある「NOMAD COFFEE」はGoogleマップで見るとコーヒースタンドとロースターが隣接しているような感じです。スタンドの方を見つけたので尋ねてみると、ロースターの方は隣に見えるトレーラーがそうだ、と。なるほど確かに超ヴィンテージなトレーラーを改造した、いわゆるトレーラーハウスなんですね。これはカッコいいではないですか。

入ってみると秘密基地感がビンビンに出ていて、自分の中の少年が目を覚ましそうです。とりあえずコーヒーを一杯注文しました。グアテマラのスペシャリティ浅煎り、アナエロビックでしたがクセは少なくナチュラル精製のような甘い口当たりが熟したフルーツを感じさせてくれます。アナエロビックも出回りだした当初のような癖の強いイメージがありましたが、もうそれは世代が違うんでしょうね。確実に進化しているということでしょう。


店内の奥には大きな焙煎機がありました。業務用にも卸しているので、大量に焙煎する必要があるとの事です。オーナーさんがこのトレーラーハウスを完成するまでの苦労について話していただけました。物事を完遂することの重要さについて教わったような、そんな気分にさせてくれました。


恒例行事(?)、コーヒー豆を買いますね。一つは私が飲んだグアテマラともう一種類、深煎りのコロンビアにしました。しばらくコロンビアを飲んでなかったな、と思いつつ。
店を出てあらためてトレーラーハウスを見ると、このロケーションとも相まって何だかドラマや映画の舞台を訪れたような充実した気分を味わうことができました。

帰りは高速を使わずに最近(2025年3月)全線開通した国道23号バイパスを通りました。とは言え、新しく開通した箇所は1車線ということもあって混んでましたね~。それでもまあまあな時間で帰宅することができました。混雑が解消されれば(されるのか分かりませんが)無料の高速道路とも言えるかもしれませんね。いや~、楽しい日帰りドライブでした。

買ってきたコーヒー豆を楽しむとしましょう。
まずグアテマラ。ウエウエテナンゴ地方とメジャーな産地ですが精製方法は「アナエロビック・ナチュラル」となっています。通常のナチュラルプロセスは好気性発酵ですが、これを嫌気性発酵で行うということでしょうかね。間違っていたら申し訳ありません。お店で飲んだので味は覚えていますが、自分で最初にドリップした時は「あれ、ちょっと薄かったな」と感じました。そこで蒸らしの時にドリッパーを持ち上げてぐるぐる回してみました。「スピン」と言いますね。この工程を経て飲んでみたら甘みがしっかりと出てきて、ホッとしました。また、先日購入したHARIO「V60ドリッパーSUIREN」との相性も良かったですね。熟した果実の酸味もありますが、それよりも甘みの方が強くて大変好ましいですね。

そしてコロンビア。「チャチャグイ」という地方ですが、正式には「ナリーニョ県 チャチャグイ カサブイ村」だそうです。スペシャルティですがフルシティローストくらいの深煎りにしてあります。ウェーブドリッパーで落とすとコクがしっかりして好みでしたね。ダークチョコレート感とほんのり感じる熟した果実の甘酸っぱさ。これぞコロンビア!と言いたくなるバランスの良さです。やっぱり雑味の無さがスペシャルティを感じさせてくれますね。コクとキレがいい感じで同居していると言いましょうか。
今回も良い旅と、素敵な出会いと発見がありました。次はどこへ行こうかな…

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