「旅の土産はコーヒー豆」…第二回は三重県鈴鹿市です。
ここ数年、初詣は鈴鹿市の「椿大神社」(つばきおおかみのやしろ、と読みます)へ行くことが多いのですが、2年ぶりの事でした。ちなみにコロナ禍からは人混みを避けて元日前に詣でるのが我が家の習慣になっています。そんなわけで人出もそれほど多くはない状況で参拝する事ができました。やっぱり神社という場所は心が洗われますね、月並みな言い方になってしまいますが。
そして昼食はこれまたルーティーンとなっている東名阪鈴鹿インター近くの「門蔵」で魚介の出汁が効いたラーメンを頂きます(餃子も)。さて、お腹も膨れたところであらかじめ検索していた目的地に向かいます。
近鉄鈴鹿市駅方面へ車を走らせていくと、お洒落な外観の建物が目に入ってきます。看板を確認しました。間違いなく今回の目的地「SEROWcoffee」さんです。駐車場も含めて大変雰囲気の良い場所になっていました。訪れると気持ちが良くなる場所、良いですよね。
中に入ると「ギーセン」の焙煎機が目に入ります。オランダ製で金属の質感と洗練された形状が絵になって、これは確かに裏に設置していては勿体ない機械だと思いますね。写真を撮れば良かったですわ〜。店内での飲食やテイクアウトなどはしておらず、あくまで焙煎豆販売に絞って商いを行っています。
焙煎されたコーヒー豆は大きな瓶の中で存在を主張していて、どれにしようか少し迷います(いつもの事ではありますが)。お店の方が「何かありましたら、お聞きください」と言ってくれました。「ニューイヤーブレンド」もちょうど発売されていて、こちらも気になりましたが結局シングルオリジンにしました。
「エチオピア・ゲイシャ(浅煎り)」と「ケニア(深煎り)」を購入しました。エチオピアのゲイシャはリーズナブルで美味しいんですよね。また、最近ケニアの深煎りにもハマっているんです。
豆を購入すると淹れ方や保存方法などが記されたリーフレットと、ギーセンの焙煎機をイラストにした素敵なカードを一緒にいただきました。カードはコーヒーコーナーに飾ろうと思います。
気分良く店を出て車に向かうと細君が「あ!」と道を挟んだ反対側を示しました。何?とその方向を見ると、なるほど洋菓子店があったのでした。私がその土地の焙煎店なら細君はスイーツだったりするのです。というわけで、地元の人に愛されている事は間違いなさそうな(混んでいました)その洋菓子店「ラ・セーヌ」でケーキも買いつつ、名古屋に下道でのんびり戻ったのでした。
さて購入した豆ですね。まず「エチオピア・ゲイシャ」の方は浅煎り(中浅煎りかな?)という事もあって苦味は無く、ナチュラル精製ですが癖は無くてスッキリした甘さが際立ちます。ゲイシャらしい優雅な香りとテイスト、そしてエチオピアらしい甘味と酸味。何だかほっこりとさせられる、まろやかな優しい味ですね。
「ケニア」の方は期待を裏切らない独特の野性味あるむせぶような香りがたまりませんね。そして苦さの後に来る甘み。浅煎りのグレープフルーツ感も好きですが、深煎り特有のブラックチョコレートのようなコクのある苦味と洋酒のような甘味が何だか癖になりますね。でもその個性の強さを優しく包み込むようなものを感じました。
2つの豆に共通したのは「優しさ」でしょうか。「焙煎は人なり」という事なんでしょうかね。やっぱりブレンドを試すべきでしたか…。また参拝後に行きたい店ですね。ただ日曜日が定休日なので、このような長期休暇の時期に訪問できたのは逆に運が良かったかもしれませんね。
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