素敵な音楽をバックにコーヒーを楽しむ…そんな至福のひと時にはどんな音楽がいいだろう?コーヒー豆の種別に、つまりテイスト別にぴったりの音楽をセレクトしよう…そんなコーナーも第4弾。
今回は「コロンビア」で行ってみましょう。
コロンビア、というと個人的なイメージですが「全て中庸」というものになりますね。「それはブラジルでは?」と問われるかもしれませんが、一番オーソドックスな中煎りのブラジルは酸味がほとんど無いので、苦味酸味甘味全てをバランス良く兼ね備えたコロンビアが「ど真ん中」ではないかと思うわけです。そしてその口当たりは尖ったところが無くマイルド。でもコクはしっかりあります。毎日飲みたい、一番「落ち着く」コーヒーと言えるかもしれませんね。

昨今、コロンビアでもスペシャルティが多くてそれらは決して「ど真ん中」とは言えなかったりしますけれども、今回イメージするのは「スプレモ」に代表されるような昔ながらのコロンビアの豆ということで、ご理解いただければ幸いです。
そんなコロンビアに合う音楽、いくつか挙げてみましょう。
スリー・サウンズ「Introducing The 3 Sounds」

ホーン主体なイメージが強いブルーノートの中で、ピアノトリオは異色と言えるかもしれませんね。それでもジーン・ハリスのスインギーなピアノは跳ねまくっていて聴きごたえ十分。スタンダード中心にメロディをしっかり演奏してくれるのでコロンビア同様の「安心感」があるのです。
ウェス・モンゴメリー&ウィントン・ケリー・トリオ

「Smokin’ at The Half Note」 これぞライヴ!の名盤ですね。テクニカルなギターで知られるウェスですが、ここでの演奏は熱い熱い。王道のジャズライヴ、コーヒーも王道のコロンビアで。そしてラストナンバー「What’s New」でしっとりと締めます。いやあ、コーヒーが美味い!
アーマッド・ジャマル「At The Pershing : But Not For Me」

一言で言えば、「寛ぎに満ちたピアノトリオアルバム」でしょうか。ホテルのラウンジという場所でのライヴ録音ということで、うるさくならない演奏にはマイルドなコロンビアのコーヒーが似合います。ヒットもした代表曲の「Poinciana」は「川の流れのように」を想起させますね。このアルバムも「What’s New」で締めていますね。今気づきました。
キース・ジャレット・トリオ「Standards Vol.1」

後に「スタンダーズ・トリオ」と呼ばれる至高のピアノトリオ、第一弾ですね。スタンダード曲はあくまで素材、キースのトリオが見事に調理しています。アドリブも多いですがキースのそれはあくまで「歌」があるので親しみやすいですね。ここがまさにコロンビアのコーヒー。この世界観にどっぷりハマりながら夜にコーヒーを嗜む…いいじゃないですか。
ジョニ・ミッチェル「Hejira」

邦題「逃避行」ですね。フォーク路線からだんだんジャズ/フュージョン風味が加わっていく時期の作品で、やっぱりなんと言ってもジャコ・パストリアスのベースが効いていますね。彼の量感のあるぶっといベースサウンドはコロンビアコーヒーの持つ、尖ったところの無いコクと共通したものがあります。全体的に落ち着いたトーンの作品ですけど、コーヒー片手にじっくり楽しめます。
今回は中庸が持ち味なコーヒーだけにセレクトが難しかったですね。でも良い音楽を選ぶことが出来たかな、と思っています。





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