個人的には前年である1983年に入門して、洋楽が面白くてたまらなくなったこの年「1984年」。そんなタイトルのSF小説がありましたね。この年は新札が発行されて1万円札は福沢諭吉さんになったり、ロス五輪が開催されたり、エリマキトカゲが流行しました。またいつものように年間ビルボードチャートを挙げたいのですが、リストを眺めていると「50位くらいまで載せたい…」と思わずにはいられない衝動に駆られました。いや~、それほど印象深い曲のオンパレードなんですよね。どうしよう。

…まあ、20位まで列挙してみますね。(Billboardより)
- When Doves Cry / Prince and the Revolution
- What’s Love Got To Do With It / Tina Turner
- Say Say Say / Paul McCartney & Michael Jackson
- Footloose / Kenny Loggins
- Against All The Odds / Phil Collins
- Jump / Van Halen
- Hello / Lionel Richie
- Owner of a Lonely Heart / YES
- Ghostbusters / Ray Parker Jr.
- Karma Chameleon / Culture Club
- Missing You / John Waite
- All Night Long / Lionel Richie
- Let’s Hear It For The Boy / Denice Williams
- Dancing In the Dark / Bruce Springsteen
- Girls Just Want To Have Fun / Cyndi Lauper
- The Reflex / Duran Duran
- Time After Time / Cyndi Lauper
- Jump (For My Love) / The Pointer Sisters
- Talking in Your Sleep / The Romactics
- Self Control / Laura Branigan
1位にはプリンス「ビートに抱かれて」が来ました。マイケルの次に「来た」のはプリンスでした。アルバム「パープル・レイン」で一気にスターダムを駆け上がった感がありますよね。

2位にはベテラン、ティナ・ターナー「愛の魔力」。当時もレジェンドとも言える方でしたが、初の全米No.1ヒットとなりました。
3位はポールとマイケルの大ヒットナンバー。当時「カッコいい~」と夢中になりましたね。
4位は映画「フットルース」のテーマソング。ケニー・ロギンスが「サントラ請負人」のようなポジションに就いた?最初の曲ですね。
5位も映画「カリブの熱い夜」からの、フィル・コリンズが歌うテーマ。この曲からフィルの快進撃が始まったと言えるでしょうか。
6位に登場です、80年代定番のヘヴィメタナンバー、ヴァン・ヘイレン「ジャンプ」。冒頭「あげろ!」と聞こえますよね。聞こえない?

7位と12位には当時男性ブラックシンガーの筆頭だったでしょう、ライオネル・リッチー。個人的には当時あまり聴いていなかったジャンルではありました。
8位にイエス「ロンリー・ハート」。ギターリフがずっと頭に残りますよね~。プログレバンドがポップに振れた時代ではありますが、いやいや、かなりドラマティックな展開でさすが、と唸らされますよ。

9位は映画「ゴーストバスターズ」のテーマソングですね。レイ・パーカーJr.がフュージョン・ギタリストであることを後で知ることになります。
10位は前年の全英1位ですね、カルチャー・クラブ「カーマは気まぐれ」。イギリスからのニューロマ勢ではやはり一番上位です。
11位のジョン・ウェイト「ミッシング・ユー」は地味(失礼)ですがジョンの掠れたハスキーヴォイスも相まって、ジワジワ来る良い曲ですよね。1位まで行ったのは当時も驚きましたけど。
13位はまた映画「フットルース」より。このサントラから「たくさんシングルカットしてアルバムも大ヒット」な流れが出来ていきましたね。
14位は来たぞ、ブルース・スプリングスティーン!大ヒットアルバム「ボーン・イン・ザ・USA」からのファーストシングルですね。私もこの曲から、ブルースの過去アルバムを後追いしていきました。
15位と17位にシンディ・ローパー。当時の彼女の出現は独特なファッションも相まって、かなり印象的でしたね。親日家でも知られています。
16位にデュラン・デュラン「ザ・リフレックス」。イギリス勢も負けていないですね。またカラオケで歌いたいな~(笑)。
18位は「ジャンプ」違いでこちらはポインター・シスターズ。
19位のロマンティックス、12インチシングル(懐かしい!)版がビートがさらに効いて低音がビシバシしていて好きでした。
20位はローラ・ブラニガンは「グロリア」などヒットを持つ正統派女性シンガーですね。力強くて伸びやかな歌声が魅力的です。
21位からも21位にプリンス「レッツ・ゴー・クレイジー」、22位にホール&オーツ「セイ・イット・イズント・ソー」、25位にスティーヴィー・ワンダー「心の愛」、28位にネーナ「ロックバルーンは99」、39位はビリー・ジョエル「アップタウン・ガール」、41位カーズ「ドライヴ」などなど、強力なナンバー目白押しですよ。いや〜1984年は凄いわ。
続いて、全英チャートの方も見てみましょう。
- Do They Know It’s Christmas? / Band Aid
- Relax / Frankie Goes to Hollywood
- Wake Me Up Before You Go Go / Wham!
- I Just Called to Say I Love You / Stevie Wonder
- Two Tribes / Frankie Goes to Hollywood
- I Feel for You / Chaka Khan
- Freedom / Wham!
- Ghostbusters / Ray Parker Jr.
- The Reflex / Duran Duran
- Radio Ga Ga / Queen
1位は今でもクリスマスソングの定番にしてチャリティーソングの一曲、バンド・エイドですね。現在も活躍しているアーティストの多いPVを見ると「ああ、みんな若いな~」と思ってしまいます。
2位と5位は、そうそう、流行りましたね~、フランキー。瞬間風速的な流行でしたがサウンドも当時の最先端を行くもの。これが後のハウスやEDMに繋がっていくんですね。そう思うともっと再評価されても良いユニットですね。
3位と7位にワム!がランクインして来ました。当時はキャッチー過ぎて個人的には若干引いた目で見ていましたが、ジョージ・マイケルの非凡なソングライティングの一端だったわけですね。
4位はアメリカより順位が高かった、スティーヴィー・ワンダー「心の愛」。日本でもよく流れていましたね。

6位は自分の名前がサンプリングされてループする、チャカ・カーンのファンキーな代表曲。やっぱり自分の名前が連呼されるのは本人も微妙な気持ちだったようですけど。
8位はアメリカ同様ヒットしましたね。ゴーストバスターズ。
9位はデュラン・デュラン。やっぱり本国の方が強い結果となりました。
10位はクイーンのラジオに対する思い入れを歌った名曲。個人的にもこの曲でクイーンに初めて触れたので、印象深いものがありますね。

こうして見ると、この年はアメリカにUKポップがかなり侵攻していたんですね。チャートを見てもランクしている曲に大きな違いが見られなくなりました。「第二次ブリティッシュ・インヴェイジョン」と言われる所以でしょうね。
音作りに関してもデジタル化が加速し、いわゆる80年代的なゴージャスな音になりました。そしてわかりやすいメロディが当時の中高生にはありがたかったんですよね。




コメント