80年代洋楽を思い出す(12)〜英国勢の暗躍

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暗めの音楽、結構好きなんですよね。

こう言ってしまうと語弊があるんですが、何せ80年代というのは表面的には何だか享楽的で明るいイメージがあります。もちろん、全てがそうではないわけで、特にイギリスではパンク〜ニューウェーブ系の流れを引き継いだ一聴地味ですが聴き応えのあるバンドが存在しました。そんないかにも英国調とも言える愛すべきバンドたちを紹介したいと思います。

ザ・キュアー

「ニワトリの首を絞めたような声」と愛を込めて評された「ロバちゃん」ことロバート・スミスの特徴的な声が光る、今も現役のバンドです。80年代がアルバムのリリース数も多く、最も活躍していたイメージが強いですね。私は80年代中頃に出ていたベスト盤「ステアリング・アット・ザ・シー」を聴いてハマって、その後リリースされた「キスミー・キスミー・キスミー」まさにポップセンス全開でノックアウトされましたね。暗いトーンの中に光るポップセンスが最高でした。次作「ディスインティグレーション」がまた暗い路線に戻りましたが「Lovesong」など名曲もあって最高傑作という評価を得ています。2019年のフジロックでヘッドライナーを務めましたが、ロバちゃんの体重こそ増えてしまったものの「あの」声は全く変わらず出ていたのが驚くと共に感激しましたね。「健在なり」を見せつけてくれました。

ニュー・オーダー

前身が再評価が高まる一方のジョイ・ディヴィジョン。そのフロントマンであったイアン・カーティスの自殺により残ったメンバーでニュー・オーダーはスタートしました。「Blue Monday」がヒットしてポストパンクから徐々にダンスミュージック方面へのアプローチが大きくなりました。私も好きな人気盤「テクニーク」はその花が最も大きく開いた作品とも言えるでしょう。とは言えこのバンドにはピーター・フックというベーシストがいまして、この人のベースプレイがただのダンスミュージックとは一線を画したものにしています。この「The Perfect Kiss」で聴けるベースがイイんですよね〜。映像もカッコいいですし。現在ピーターは脱退していますが、その「血」は受け継がれているように思いますね。

デペッシュ・モード

「日本で過小評価されているバンド」の一つでしょうね。これだけ「暗い」のに(失礼)アメリカでも成功を収めています。暗いシンセトーンではありますが、やはり良いメロディが根底にあるのが魅力でしょうね。80年代は「People Are People」のヒットが印象深いですが、個人的には89年の「Personal Jesus」が好きですね。この曲を含む「Violator」は間違いなしの名盤ですが、90年のリリースになりますね。そしてこの2023年3月に新作を発表して英国チャート2位、と活躍し続けていることに敬服です。

ザ・スミス

モリッシーの書く独特の世界観を持つ歌詞と、ジョニー・マーのセンチメンタルなギターカッティングが特徴的なこれまたいかにも英国的なバンドです。活動期間は5年と短かったものの、後のオアシスなどのブリットポップ勢に多大な影響を与えたカリスマとも言えますね。当時は別格感すらあったように記憶しています。確かに曲にしても特徴的な声やギターサウンドなど、一度ハマったら抜けられないような魔力を持っている事は間違いないですね。モリッシーもジョニーも現在ソロで活動していますが、もっと話題にしても良いのではないかと当時を知る自分などは思ったりします。
代表曲「The Boy With The Thorn In His Side」(心に荊を持つ少年)

エコー&ザ・バニーメン

日本では「エコバニ」の愛称で知られる、80年代前期に活躍した今で言う「美メロ系」バンド。鋭角的なギターに、流麗なメロディ。これは現在のコールドプレイに繋がっていくんじゃないでしょうかね。当時の音楽ファン(マニア?)は、スミスやこのエコバニを本当に好んで聴いていたような印象があります。私自身はちょっと遅れてこの辺りのジャンルに触れたので、リアタイ世代なのに後追いになってしまった事をちょっぴり悔やんだりもしています。
代表曲「The Killing Moon」

ジーザス&ザ・メリーチェーン

リード兄弟を中心に構成されたバンドで、こちらも日本では「ジザメリ」と言われています。ノイジーなギターによってコーティングされてはいますが、ポップセンス溢れる曲調は癖になりそうですね。その後のオルタナに影響を与えたと言われるのも納得です。1stの「サイコ・キャンディ」の評価が高いですが、3rdの「オートマティック」も個人的には好きです。2017年に久しぶり(19年振り!)のニューアルバムが出た時は驚きましたね〜。

他にもサイケデリック・ファーズとかウェディング・プレゼントとか、思い浮かぶバンドはいくつかありますね。こうしてみると現在に至るまで新譜をリリースしていたり、再結成したりと活躍しているバンドの多い事でしょうか。実力のある証拠ですよね。

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