WiiM MiniからWiiM Proにグレードアップして、電源環境を見直しました。その様子は前回のブログで説明しましたが、今回はその「ちょっとした」続きです。もし未読の方がいらっしゃいましたら、まずこちらからご覧になっていただけるとありがたいです。
さて、「iPower」に「Petit Susie」「Petit Tank」を接続して良い結果を得たわけですが、音は良くなったもののどうしても気になるのは「見た目」。2つのフィルターがニョロニョロと這い回っていて、どうにも落ち着きません。
以前からこれらをスタッキングできるオプションパーツがあることは知っていたので、調べてみました。
「[Petit Susie] [Petit Tank] 専用アクリルケースキット」というものですね。これ単体ではあくまで1つのフィルター用なので、さらにそのオプションである「六角支柱12本セット」を使って4個までスタックが可能になるとの事です。なるほどなるほど、これは便利じゃないですか。
ここで「ちょっと待てよ」と思ったのが「それでもケーブルが邪魔になるのでは」という事でした。現在販売されているPetitシリーズ(第3ロット)は、2つを接続するためのネジが付いており、スタックした時にかなりスッキリした状態にできます。しかし私の持っているものは数年前に購入しており、プラグから直列で繋げるしか無いんですね。どうするか…
これまた色々検索して調べてみて解答が見つかったので、購入に進むことにしました。
届いたのは「アクリルケースキット」が2つ、「支柱セット」ひとつです。そう、2つ使って問題を解決することにしたのです。これからPetitシリーズを購入される方はケースは1つで問題は無いですね。
懐かしい板ガムを思わせるアクリルベースと樹脂製の支柱、そしてネジという至ってシンプルなセットです。さてこれにPetitシリーズを装着するにはひと手間必要になります。それが「チューブ剥がし」です。熱収斂チューブで基盤が覆われているデザインになっているんですね。しかしケースに装着するには四方をねじ止めするためにこれを剥がす必要があります。
これはハサミを部品に当たらないように切れ込みを入れていけば、それ程苦労せずに剥がすことができました。整然と配置されている部品の美しい姿を拝めますね。ケースに収めるとは言え、基盤は剥き出しになるのでそこは少々躊躇われる点ではありますが、スパッと行っちゃいます。
あとはケースと基盤をネジ留めしての組み立てですね。2つのフィルターの間に一枚アクリル板を入れて、ケーブルを通す空間を作ります。そうする事で横にケーブルをはみ出させずに組み上げることができるわけです。
新たに完成したフィルターセットはミニチュア的な可愛らしさもあって、イイ感じですね。まあ、今回はあくまで配線の整理と言いますか、見た目を整えるのが主眼ですので音については変わらないかと…
いやいや、変わってるじゃないですか。え?なんで??
力感が向上した低域、輝きを増しながらもうるさくならない中高域…いやもう、ワケが分からなくなりますね。考えられるのは、
- チューブを剥がしたから
- 設置が安定して振動モードが変わったから
- 未使用状態からのエージングがちょうど進んでいたから
くらいですかね~。まあでも、チューブを剥がす影響も設置を安定させるのも「変わる要因」になることは間違い無いですね。想定外な効果も確認できたので、個人的には大満足でした。全ての人に適用できる話かどうかは、何とも分かりませんけれども…
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