音質に貢献?PC用電源タップの製作

AUDIO
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PCがオーディオと関わりを深く持つようになってきた現在、「ノイズの塊」と言われたPCにはそれなりの対策が必要になってきます。随分前に自分のMac miniの電源ケーブルについて書きましたが、そのケーブルが刺さっている電源タップについて触れていませんでしたのでここでお話ししたいと思います。3年前に作った話なので、今更感はありありではありますが(笑)。

弁当箱みたいですが、しっかりしたアルミ筐体のMac miniです。

「自作」と言うのはおこがましいものなのですが、ケーブルレスのOAタップを購入して自分の好きな電源ケーブルを取り付けようというわけですね。電材屋さんに行くとよく見る「明工社」さんのものですが、国内コンセントの分野では超巨大企業パナソニックに次ぐシェアがありそうです。だから信頼性は全く問題が無いですね。

そしてケーブルはどうするか。長く引き回す必要があるのであまり高価なものも使いたくはないですが、せっかく好きに選べるのだから平凡過ぎても面白くないな〜などと思うと行き当たるのはベルデン。19364という長年の定番電源ケーブルですね。長く引き回したいので、3m購入しました。

ケーブル自体が結構太くて、これは製作に苦労するかな、と(笑)

そして電源プラグも明工社にしました。「ME2591」という医療用(ホスピタル・グレード)のタイプで、ほんの少しだけパナソニックより安いんですね。

安心感のあるプラグですよね。

これで製作しますよ。…とは言え、写真をあまり撮っていなかったのが痛恨の極み。文字だけというのはいかにもつまらないのですが、暫しお付き合い下さいませ。

このタップは上下に開く形で分解できますので、そこに電線を接続します。中はかなり狭いので太くて硬いベルデンの電線を通すのはかなり難しく、苦労しました。丸型端子を使ってしっかりとねじ止めします。ベルデンにはアース線も付いていますが、アースループを懸念して接続せずに切っています。また、通電を表すパイロットランプが付属しているのですが音質に影響を与えそうな気もするのでそこへ繋がっていた配線を外しました。

ケーブルにアモルメットコアを装着するのも忘れずに、蓋を閉じます。やはりケーブルの太さで若干浮きますが、ネジをぐいぐい締め付けたら無事に閉じてくれました。ふう。

ケーブルの先にプラグを装着したら完成です。おまじないではないですが、除電テープも貼って対策も施します。従来の「普通のOAタップ」から交換して、早速試聴にかかりましょう。

変化があったのは音像の見通しでしょうか。ヴォーカルと他楽器との分離感が向上して、全体的には滑らかな表現になったように感じました。わずかながら厚みも増したようでもあります。オーディオに関して直接関わるのはPCの電源だけですので激変というわけにも行きませんが、PC周りのネガな要素をある程度は減少させることが出来たかな、と思いました。可聴帯域外ノイズの減少によると思われる滑らかさはアモルメットコアが効いているとも言えるでしょう。

音がいきなり良くなる魔法はありませんけれども、一つ一つが繋がって結果「以前の事を思えばかなり良くなった」となっていくものです。何事も「積み重ね」で少しずつ音質を向上させていきましょうね。

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