80年代洋楽を思い出す(14)〜愛すべきB級盤

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時代はどうあれ、「何だか好き」なアーティストやバンドっていますよね。時々思い出しては聴いてみたくなるような。いわゆる「名盤」とかでは無いですが、たまに会う同級生のような気心の知れないアルバム。まあこういうものを「B級」と言ってしまって良いものか判断に迷うところではありますが、「B級グルメ」に代表される親しみやすさみたいなところから今回は挙げさせていただきました。

グリーティング / ティムバック3

「レココレ」特集の時にも登場させましたけど、とにかく誰か思い出して欲しいですね〜。まあ「再評価」というほど当時も知られていなかったですから仕方が無いんですかね…。男女(夫婦)デュオにリズムボックスという、それで「3」なわけです。「未来が眩し過ぎるから、サングラスかけなきゃ」という何とも皮肉めいたタイトルの曲がスマッシュヒットとなりました。フォーク、パンク、カントリー、ブルースといった様々なジャンルを取り込んだスタイルは今でこそ珍しくは無いかも知れませんが当時はかなり新鮮に映りました。

ワイルド・ワイルド・ウェスト / エスケイプ・クラブ

この特集で真っ先に思い出したのがこのバンド。とは言っても、表題曲は全米No.1獲ってますからね〜。でも冒頭のピストル音といい、チープな音作りといい、ヘンなPVといい、なんだか愛さずにはいられないB級感がたまりません。なんでも「母国イギリスではチャートインせずに、全米No.1に輝いた唯一のバンド」だそうです。確かに、アメリカのバンドと思っていました。ちなみに、この次のアルバムも90年代ですが大変良いですよ。

ディーゼル・アンド・ダスト / ミッドナイト・オイル

オーストラリアの国民的バンドと言えるので「B級」とは失礼かもしれませんね。のちに大臣にもなる社会派シンガー、ピーター・ギャレットを中心にした骨太ロックバンドです。このアルバムから私も大好きな曲「Beds Are Buring」がヒットしました。シリアスな歌詞にポップなメロディ。スキンヘッドでいかついピーターの粘っこい声。印象的なバンドでしたね。

ポップ・ゴーズ・ザ・ワールド / メン・ウィズアウト・ハッツ

このアルバム表題曲「Pop Goes The World」、このメロどこかで聴いたことありませんか?サッカー日本代表のチャントとしてメロディが使われているんですよね〜。私は日本が初出場した98年ワールドカップ予選には何度か足を運びましたが、一緒になって叫んでいたものです。このチープで内省的な、しかも小ヒットに留まった(失礼)この曲がこんなに勇ましいチャントに化けるとは…。誰が見出したんだろう、と気になります。

ラヴ&ロケッツ

ラヴロケ、として親しまれたサイケっぽいサウンドのバンドです。ヒットした「So Alive」はT-レックス風な地味だけど妙に頭に残る音が印象的でした。独特なヴォーカルの声がまたエフェクトを掛けているものの独特のダークさや不気味さを醸し出していて、これがまた何ともクセになりますね。

ジョージア・サテライツ

ピコピコした80年代に突如デビューした、今で言うと「逆張り」とも言える土臭いシンプルなアメリカンロックバンドですね。ヒットした「Keep Your Hands To Yourselfs」なんて、当時ですら「何だか古臭いけどいいなあ〜」とよく聴いていたものです。粘っこい声のヴォーカルも土臭さを倍増させてくれます。そう言えば日本の歌番組「夜のヒットスタジオ」にも出たことがありましたね〜。歌ったのは映画「カクテル」の挿入歌「Hippy HIppy Shake」でしたが、何せあの曲は2分も無いのであっという間に出番が終わってしまったという…

「自分だけの愛すべきB級盤」みたいな存在のアルバムやアーティストって、それぞれあるんじゃないかな〜などと勝手に思ったりしていますね。皆さんはどうでしょう?

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