WiiMが原因で電線病再発?

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「WiiM Mini」を導入してその手軽さと音質、そして高いコスパによってすっかり自分のオーディオに定着しましたが、DAC との接続は光(オプティカル、トスリンク)ケーブルです。昨今主流であるUSBではない事はむしろメリットとも個人的には思いますが、同軸(S/PDIF)の方がさらに良いのも事実ではあります。だったら最初から「WiiM Pro」にしておけば良かっただろう、という話なのでこれ以上ブツブツ文句は言わないようにしましょう(笑)。

逆にこれまであまり取り組んでこなかった「オプティカルケーブル」という分野に触れる事が出来たことを感謝せねばなりますまい。自分の環境に関わりが出てくると、俄然興味も大きくなるというものですね。

とは言え、また例の病気を再発させたかもしれませんわ…そう、「電線病」です。

前のブログで「アムレック」のオプティカルケーブルを使ったレポートをしましたが、あれから別のケーブルが気になってしまいました。それがAUDIOTRACK社の「Glass Black Ⅱ Plus」です。これは「プラスティックではない、グラスファイバーを使ったケーブル」である事を大きく標榜した商品で、この質実剛健さに惹かれました。何といっても、オーディオ用途としては価格がお手頃なんですね。

届いたケーブルは、オプティカルとしては見た事がないくらい「太い」。ケーブル好きとしては、この太さには何だか信頼感を持ってしまいますね〜。

小さなパッケージに好感が持てます。ケーブル太いですね。
胴体も太いですが、端子もしっかりしたものですね。

さて音は…見た目に違わず「太い」音でした。量感のある低域〜中低域をベースにしたピラミッド・バランスで、厚みのある中域が聴いていて疲れず、かと言って解像度や透明感は必要にして十分、という本当にバランスの良いものでした。バスドラのアタック音が「どん!」と来て楽しいです。アムレックの特徴が中高域にあったので、かなり分かりやすい違いが表れました。面白いですね〜。

ただ、私の環境では192kHz/24bitにロックしませんでした。残念ではありますが、それほど大勢に影響は無いでしょうかね。192/24の音源でも96/24にダウンコンバートします。

ケーブルの違いによる面白さを再び知ってしまった…これはある意味イカンですね(笑)。また罹ってしまうではないですか、あの、電線病に…

次から次へと、オプティカルケーブルへの興味が押し寄せてきます。怖いですね。まあ、価格帯をあまり上げることはしません。独り身時代のように好き勝手できませんからね。それにWiim Miniの価格を考えれば、バランスが悪くなりますしね。

そんなわけで次に興味を持ったのはオーディオクエスト。こちらは自分も好きな米国老舗ブランドですね。一番お手頃なランクの「Forest」にしてみましょう。まあ、それでも¥6,000ほどで、一般的には決して安いものではありませんけどね。

AUDIOTRACKのケーブルに比べると、さすがに少し細いですね。このブランドの特徴でもあるシースに網組が施されていて見た目も高級感があります。導体はメーカーサイトを見ると「合成ポリマー」とだけ記されているので、グラスファイバーではないですね。

オーディオクエストらしいパッケージ。
グリーン色のシースがおしゃれですね。

音質は、くっきりと引き締まって少し硬質な音調も提示しつつ、女性ヴォーカルにほんのり色気が乗って音像に前後感が出てきます。空間に音が散らばる感じなど音場の見通しも大変良いですね。つまりこれは、オーディオクエストの特徴そのものだったりします。この音に慣れているので、何だかしっくりきますね。低域はAUDIOTRACKの量感系「どん」に対して、引き締まり系の「ドスッ」という切れ味が出てきます。中高域もアムレックのような粒立ちがそれほど主張しないながらも出てきますね。やはりこれまでより少し高めのケーブルというだけのことはあるな、と感じました。自分がオーディオクエストの音に長年に渡って親しんでいる事も多少バイアスとして働いているかもしれませんけどね。

オーディオクエストは比較的端子が小さいのでWiiMに合います。

これまで試したケーブルの特徴を簡単に示してみましょうか。

  • アムレック 中高域寄り 一音一音の粒立ち コスパ高い
  • AUDIOTRACK 中低域寄り 量感と厚み グラスファイバーの信頼感
  • オーディオクエスト フラットバランス 引き締まった音像と音場 ハイエンドの入り口

こんな感じでしょうか。これ以上のにハマらないようにはしたいものですが、どうなることやら…

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