ローリング・ストーンズ「Foreign Tongues」レビュー。いや〜、これも傑作です!

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前作から3年ほどで、ローリング・ストーンズの新作を聴く事ができるなんて!

ミックもキースも82歳なんですよね。それでいて現役バリバリのロックを奏でる、これだけで感動ものなのですが、枯れることを潔しとしないミックのことですからね。今回もグイグイ来るのでしょう。

アルバムから先行シングルとして5月に発表された「In The Stars」。「何かが始まる…」と感じさせるコーラスとピアノからの、るーずな横ノリが身上のギターサウンド。ああ、来たわ。これぞストーンズ。そしてミックの声でもう完璧ですね。タイムレス、エイジレス、まさに永遠のストーンズの曲ですよこれは。

そんな先行シングルもあって、アルバムも大いに楽しみになりました。

満を持してリリースされたアルバム「Foreign Tongues」、ジャケットは…まあ、時間が経てば慣れて好きになるんでしょうかね(笑)。

冒頭の「Rough And Twisted」、ブルージーなギターからスタートするところが現在のストーンズを示しているような気がしました。「これが今の俺たちが演奏したいことだ」といったような。そしてミックのハーモニカがやっぱり最高ですね~。ヘヴィなドラムが亡くなられたチャーリーの軽妙なそれとはやっぱり違いを感じてしまいますが、これは新たなストーンズサウンドとして受け入れましょう。

2曲目の先行シングル「In The Stars」を経て、3曲目はセカンドシングルとなった「Jealous Lover」。ミックのファルセットが冴えます。ピアノとオルガンはスティーヴ・ウィンウッド。スティーヴはこのアルバムにかなり関わっています。いや豪華過ぎますね。

「She`s So Cold」を思わせる4曲目「Mr. Charm」、軽快でキャッチーな5曲目「Devine Intervention」からの、カントリー調の「Ringing Hollow」がこれまたちょっぴり哀愁を帯びていてミックのヴォーカルがそれを引き立てています。

次の「Never Wanna Lose You」は打って変わってダンスナンバー。ディスコブーム再び!という感じでしょうか。キュアーのロバート・スミスがシンセサイザーで参加、そしてブルーノ・マーズがカウベルで参加らしいのですが、こちらはよく分かりませんでした。

8曲目の「Hit Me In The Head」はチャーリー・ワッツがドラムを叩いています。この軽快なグルーヴがやっぱりストーンズらしいなあ…と思ってしまいますが、それを乗り越えた事も他の曲たちが示していますね。

次の「You Know I’m No Good」はエイミー・ワインハウスのカバー。エイミーのソウルフルな歌唱も当然良いのですが、ミックのハーモニカが唸るオープニングがイカしているストーンズヴァージョンもカッコいいですね。

10曲目「Some of Us」はアルバムの「楽しみ」とも言える、キースがヴォーカルを取る曲。今回はバラードで、あの渋いしゃがれ声を堪能できます。

11曲目「Covered in You」はベースをポール・マッカートニーが弾いています。ポールらしさみたいなものは出さずに、あくまでストーンズの曲を演奏しているので「ああ、これはポールだ」とは自分には分かりませんでしたけどね。マイナー調で日本人好みの曲調かもしれません。

12曲目「Side Effects」が結構好きですね~。ヴォーカルも2つのギターの絡み合いも、「何が」とはなかなか表現しづらいんですけど、心惹かれるナンバーです。

ラスト前の「Back in Your Life」で一旦大団円を迎えます。ブルージーなバラードナンバーですが、ミックの「カモン、ロニー!」の掛け声から、ロン・ウッドがソロを弾きまくります。これがまた、いいんですよ。

最後はチャック・ベリーの曲「Beautiful Delilah」。ラフなモノラル録音でアコースティックな演奏ですが、レッチリのチャド・スミスが大太鼓で参加しています。チャック・ベリーと言うと、ストーンズのデビュー曲「カム・オン」もそうでしたね。前作同様、レジェンドの曲で締めました。

今作で嬉しかったのはギターが「いい感じ」で鳴っていた事ですね。ルーズでブルージー。そして何と言っても口ずさみたくなるリフ。やっぱりこれがストーンズだよな、とニンマリしてしまう「らしい」作品でした。「Foreign Tongues」、前作に引き続いてこれも傑作です!

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