阪神タイガースが初の日本一に輝いたり、ファミコンソフト「スーパーマリオブラザース」が発売されてここから現在のゲーム文化に繋がる大ヒットになったのが1985年。私の好きな映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の第1作が上映されたのもこの年でしたね。
洋楽も前年に引き続いて、まさに80年代花盛り!といったヒットぶりだったと思います。そんなわけで、今回も全米年間チャート(Billboardによる)は20位まで載せますね。
- Careless Whisper / George Michael
- Like A Virgin / Madonna
- Wake Me Up Before You Go Go / Wham!
- I Want To Know What Love Is / Foreigner
- I Feel For You / Chaka Kahn
- Out Of Touch / Daryl Hall & John Oates
- Everybody Wants to Rule The World / Tears For Fears
- Money For Nothing / Dire Straits
- Crazy For You / Madonna
- Take On Me / a~ha
- Everytime You Go Away / Paul Young
- Easy Lover / Philip Bailey & Phil Collins
- Can’t Fight This Feeling / REO Speedwagon
- We Built This City / Starship
- The Power of Love / Huey Lewis & The News
- Don’t You (Forget About Me) / Simple Minds
- Cherish / Kool & The Gang
- St. Elmos Fire (Man In Motion) / John Parr
- The Heat Is On / Glenn Frey
- We Are The World / U.S.A. For Africa
1位にはジョージ・マイケルのソングライターとしての天才ぶりが遺憾無く発揮された名曲「ケアレス・ウィスパー」が入りました。曲の展開といい、良いところで鳴りわたるサックスの音色といい、素晴らしいの一言に尽きます。日本では西城秀樹がカバーしましたね。
2位と9位に来ました、マドンナ。80年代を象徴するアーティストの一人ですが、この曲で大ブレイクしましたね。前者はタイトルのインパクトもあってか(?)、日本でも大ヒットしました。
3位にワム!の「ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ」。名は体を表すような邦題で、実際そんな何だか能天気な明るい曲で、ワム!らしさ全開です。ジョージ・マイケルのソロと対比するとわかりやすいですね。
4位にフォリナーの「アイ・ワナ・ノウ」。フォリナー初の全米No. 1ヒットとなりました。ルー・グラムの熱唱と聖歌隊によるコーラスが曲をさらにランクアップさせているような、パワーバラードですね。
5位にイギリスでは前年にチャートインしていたチャカ・カーンの代表曲。最高位3位で年間総合5位とは高位置だなあ…と思いましたが、ロングヒットだったんでしょうね。さりげなくスティーヴィー・ワンダーがハーモニカで参加していたりします。
6位にヒット職人ユニット、ホール&オーツ「アウト・オヴ・タッチ」。しかしこれが最後のNo. 1ヒットになりました。
7位はティアーズ・フォー・フィアーズ「ルール・ザ・ワールド」がランクインしてきました。イントロが印象的ですよね。21位にも「シャウト」がランクインしています。
8位に来ましたね~、ダイアー・ストレイツ「マネー・フォー・ナッシング」。マーク・ノップラーの繰り返されるリフが今でも大好きな曲です。マークのどこか朴訥な歌声も唯一無二ですね。

10位がa~haの「テイク・オン・ミー」が来ましたね。もっと上位かと思ってしまうくらい、当時印象が強い曲ですね。「ア~イルゴォ~~~~」のところを誰が歌えるか?と騒いでいた高二生でした。
11位はイギリスではヒットメーカー、ポール・ヤングの大ヒット。ホール&オーツがオリジナルですね。
12位の「イージー・ラヴァー」、好きですね~。フィリップ・ベイリーのファルセット、フィル・コリンズのドラムの音(ゲート・リバーブ)、80年代サウンドの一つの完成形じゃないでしょうか。
13位はREOスピードワゴンの「涙のフィーリング」、REOお得意なスケールの大きいバラードナンバーです。邦題で「涙の」と付く曲が何曲もありますね。
14位がスターシップで邦題が「シスコはロック・シティ」!爽やかなノリの良い王道ポップロックソングで、よく流されますよね。前身のジェファーソン・エアプレインがどうの…というのは、当然後で知ることになります。
15位には冒頭でも触れました、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のテーマソングがランクイン。ヒューイ・ルイスの声って、本当にキャッチーなアメリカンロックな歌に合いますよね。
16位はスコットランドのバンド、シンプル・マインズの代表曲。そうか、U2より先にアメリカでヒットしたんですね。当時は何だか地味な印象もあって、「これが1位獲っちゃうの?」と不思議に感じていました。映画「ブレイクファスト・クラブ」の主題歌でした。
17位はクール&ザ・ギャングのバラードナンバー。これが最後の大ヒットになるんでしょうかね?
18位に映画「セント・エルモス・ファイヤー」のテーマが入りました。ジョン・パーという人は記憶喪失という触れ込みでしたけど、どうやらギミックだったようですね。
19位に映画「ビバリーヒルズ・コップ」のサントラに収録された、グレン・フライのヒットナンバー。さらに30位にTVドラマ「マイアミ・バイス」から「ユー・ビロング・トゥ・ザ・シティ」がランクインしていて「サントラ職人」の一人と言えますね。
20位だったんですね、「ウィー・アー・ザ・ワールド」。話題的にもっと上位かと思っていました。やっぱり映像を見ながら聴くのがいいですよね。
映画やTVドラマ絡みが多いですよね。さらに21位以下を見てみると、24位にブライアン・アダムス「ヘヴン」、27位にヤン・ハマー「マイアミ・バイスのテーマ」、35位と36位にデュラン・デュランの「美しき獲物たち」「ワイルド・ボーイズ」、44位にコリー・ハート「ネヴァー・サレンダー」が個人的に印象深いです。
それでは全英年間チャートの方はどうだったでしょうか。
- The Power of Love / Jennifer Rush
- I Know Him So Well / Elaine Paige and Barbara Dickson
- 19 / Paul Hardcastle
- Frankie / Sister Sledge
- Easy Lover / Philip Bailey & Phil Collins
- I’m Your Man / Wham!
- Into The Groove / Madonna
- Everybody Wants to Rule The World / Tears For Fears
- Take On Me / a~ha
- Money For Nothing / Dire Straits
1位には後にセリーヌ・ディオンのカバーで知られるジェニファー・ラッシュ「パワー・オヴ・ラヴ」。こちらのヴァージョンも良いですね。
2位はタイトルとアーティストだけではわかりませんでしたが、曲を聴いて思い出しました。「全英で最も売れた女性デュオによる1位獲得曲」だそうです。ホイットニー・ヒューストンもカバーしていましたね。
3位は「な・な・な・な・ナインティーン」と当時は珍しいサンプリングを使ったポール・ハードキャッスル「19」。インパクト抜群でしたね。
4位のシスター・スレッジのナンバーはアメリカではあまりヒットしませんでしたが、イギリスで1位を獲っています。ディスコより普通のポップス寄りですかね。
5位に全米でも12位にランクインした「イージー・ラヴァー」。
6位にはワム!のポップナンバー「アイム・ユア・マン」。
7位にマドンナの「イントゥ・ザ・グルーヴ」。米英ともにマドンナ旋風は吹き荒れておりました。
8位は全米でも7位のティアーズ・フォー・フィアーズ、9位に「テイク・オン・ミー」、10位に「マネー・フォー・ナッシング」と、あまりアメリカと変わらないラインナップになりました。この辺りの欧州バンドがアメリカで大ヒットを記録するのが当たり前のようになっていましたね。
この年に発売されたアルバムでここで触れていなかったアーティストのものをいくつかピックアップしてみましょう。
- スクリッティ・ポリッティ「キューピッド&サイケ85」
- スティング「ブルー・タートルの夢」
- ジョン・フォガティ「センターフィールド」
- ジーザス&メリーチェイン「サイコ・キャンディ」
- ザ・スミス「ミート・イズ・マーダー」
- ニュー・オーダー「ロウ・ライフ」
- ブライアン・フェリー「ボーイズ・アンド・ガールズ」
- スタイル・カウンシル「アワ・フェイバリット・ショップ」


現在も評価の高いUKの名盤が多くなりましたね。実際、リアルタイムでどれだけ聴いていたか…高校生ではまだ聴ける範囲に限界がありましたね。スタカンは結構ラジオで流れていました。そういえばスティングのシングル「セット・ゼム・フリー」が年間チャート50にランクしてないな…と思ったら、55位でした。

1985年という80年代も中盤になると「デジタル」が当たり前になっていますね。バンドサウンドではなく、DX7に代表されるシンセサイザーで全部作ったような曲が多くなりました。まあ、ここが80年代が「なんかデジタル臭くて冷たい」「エコー(リバーブ)効かせ過ぎ」と言われて好き嫌いが分かれるところですね。かく言う自分も基本はアコースティック要素の強い音楽が好きではあるので、そう思っていた時期もありました。でも今はもっと自分に素直になって「あの時、あんなに夢中になったじゃないか」と青春時代の音を愛でることが出来るようになりました。
また「サントラ」、映画やTVドラマのテーマや挿入歌が大ヒットするのが当たり前のようになっていますよね。「サウンドトラック」としてある程度のアーティストや曲をまとめれば大ヒット間違いなし…みたいな当時の業界の図式があったような、そんな印象も持ちました。




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