chord “mojo”のバッテリーを交換しました。

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愛用のDAC、chord「mojo」ですが中古で購入してもう4年半が経っておりました。DACと言いましたが元来はいわゆる「ポタアン」であり、充電が必要なバッテリー駆動なわけです。そしてここのところ、バッテリーの持続時間が目に見えて落ちてきていました。バッテリー満タンが青ランプなんですが、そこから緑→黄→赤→赤点滅という順番で減っていくわけです。そしてここ最近では1時間もせずに赤になり、そこからしばらく頑張っていますが3~40分で点滅が…これはもういけませんね。

iPhoneを新調(それでも13)したんですが、ピントが合いづらい…

純正でのバッテリー交換は現在「mojo」に関しては本国(イギリス)での修理との事ですので、時間もお金も掛かるということになりますね。

現行品の「mojo2」はそれなりに高価ですし、また中古で程度の良いものを探すか、新たにリーズナブルなDACを物色するか…色々考えていましたが、色々検索していく中で見つけました。

「mojo」に適合する互換バッテリー、というものです。

なるほど、自分で交換すれば良いのか。mojoの筐体はネジ止めで、小さな六角レンチがあれば外れそうです。破損のリスクは当然ありますが、これで上手く行けば一番安上がりです。やってみようではないですか。(※同じような商品は幾つかありますが、自分が購入したものは現在(24.1.31時点)品切れになっていました)

そんなわけで、届いたバッテリー。ブルーに包まれたボディがやけに鮮やかです。

どうか無事に甦りますように…と願いながら、さあ、mojoの上下を繋いでいる6本の小さなネジを外しにかかりますよ(緊張)。

適合するレンチはあったので、それを使って慎重に慎重にそれぞれのネジを緩めていきます。そうして気を遣いながら進めてはいましたが、いきなり「バチッ!」という音と共に手元で何かが弾けるような軽い衝撃を受けました。

外れました。

一瞬、何事が起こったのか訳が分からず呆然としてしまいましたが、急に蓋が開いたんですね。あー、びっくりした。心を落ち着けてから恐れたのは、ネジがあちこちに飛んでしまって行方不明になる事でした。何せ散らかっているこの部屋(いつも撮影には苦労するのです)で、小さなネジなど絶対に見つけ出せない自信は大いにあります。幸いネジはどれも筐体に付いているか、机上にある状態だったので、ホッとしました。

やはり古いバッテリーが肥大していたからこうなったんですね。このまま使い続けていたら危ないところでした。そんなわけで、とりあえずmojoの内部を曝け出す事に成功しました。

こういう内部の基板とか、何だかワクワクします(笑)。

とにかく膨張している古いバッテリーを外さないといけません。本体と繋がれているコネクタは指で引っ張っても外れません。ピンセット…もダメですね。スイッチみたいな箇所も無いですし、またビクビクしながらもラジオペンチを使っちゃいましょう。どこか壊しちゃいそうで怖いんですけどね。

「えいやあ!」と掛け声を心の中で上げながらペンチで引っ張るとコネクタは外れてくれました。やれやれ。2本の小さくて薄い端子が出てきました。これに新しいのを取り付けねばならぬのか。

その前に古いバッテリーはまだ両面テープで本体にくっついたままですね。これまた強力なテープで、ちょっと引っ張っただけでは取れません。マイナスドライバーを抉じ入れて、少し隙間を作って外しましょう。

「パチン!」片方の耳がキーンとしました。何だかびっくりする事ばかりですね…そんな大袈裟な音を立ててバッテリーは外れました。両面テープ、えらく強力でした。さあ、ようやく新しいバッテリーの出番ですよ。

かなり古いバッテリーは肥大していましたね…危なかった。

先ほども述べたように、本体側の端子は小さくて細いので、本当に気を遣います。あまり力を込めると折れちゃいそうですから。それでも何とか「ここまで差し込めば良いだろう」というところまで行きました。指で軽く引っ張っても外れません。

最近のiPhoneって接写苦手なのか…バッテリーを繋ぐ頼りない端子です。

古いバッテリーから基板との緩衝材になっているウレタンテープを剥がし、新しいバッテリーに貼り付けます。また両面テープが貼り付いたままになっている本体に押しつけ、固定できたことを確認したらネジ止めですね。

特に隙間ができる事なく、ネジ止めは無事完了しました。これで音が出れば成功ですね。

電源は入りました。ある程度蓄電されていたようです。元通りケーブルなど接続し、さあ音を…

出ました、音。ふう。ホッとしますね。良かった…

ただ音が出ただけではなく、音質も変わった、というより元来の音でしょうか。中低域が厚く力強い、mojoらしい音でさらに満足感が高まります。やっぱりヘタったバッテリーは音にも力が入らないんでしょうかね。あらためて色々聴きたくなります。

連続でどのくらい使えるのかは試していないのでわかりませんが、とにかく2時間も保たなかった事を思うと、それはもう当然段違いです。中古で購入した時よりも長いかな?という印象でしょうか。

そういうわけでバッテリー交換は成功に終わりました。これでまたしばらく使えると思うと本当に嬉しいものです。しかも低コスト。言う事ないですね。

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