以前当ブログで「ステレオ」誌ムック付録のデスクトップ用スピーカー製作について書きました(割と最近か…)が、実は!このスピーカーのユニットを換装することにしたのです。
…既に一度マークオーディオ「OM-MF5」に換装しているので、2回目ということになりますね。きっかけはたまたま「オントモ」のショップサイト(音楽之友社、「STEREO」誌を出していますね)を見ていたら、「OM-MF5」の2019年ヴァージョンである「OM-MF519」が期間限定セール対象になっていたのを発見した事なんですね。ペアで税込¥4,000は安いぞ、と(22年12月8日までです)。※キャンペーンは終了しました。
「OM-MF5」を「OM-MF519」に替えたらどうなるのか。単純な興味は湧きますよね〜。このプライスタグだったので挑戦してみようと思ったわけではありますが、同じ箱の方が当然違いも分かりやすいはずですからね。まあ、悪くはなるまい…というくらいの気持ちではありました。
「オントモ」サイトに記されている特徴を簡単に挙げますと、
- 「OM-MF5」と比較して30%柔らかいダンパーを使用
- 3.5mmものロングストローク
- メタル振動板としては驚異的に軽い重量(1.85g)
- 磁気回路の強化
とありました。注文して何と1日で届いたユニットは、「OM-MF5」と比べるとマグネットが追加されており、いかにも強化された印象を受けました。これだけでも何だか期待してしまいますね。
(追記)現在このユニットの同等品はmarkaudio CHN519という型番で販売されています。
このデスクトップスピーカー、ユニットとの結線はファストン端子だったので助かりました。こういう換装の時は格段に楽ですね〜。あっけない程作業は早く済み、あっという間に試聴でございます。
聴いた感想としてはまず一言、「替えて良かった」です。
以前は概ね悪くないものの、欲を言えばベースの低いところが物足りず、ちょっとパンチ力に欠けるかな…という僅かな(まあデスクトップ用ですからね)不満点が見事に払拭されたのです。厚みが加わったけれども、モゴモゴせずに明瞭でスッキリしたトーンです。これは驚きました。見事にランクが上がったような音が得られたのです。凄いな、マークオーディオ。常に改良を怠らない姿勢を感じられて、さらに好感を抱きました。
別の意味で驚いたのは周波数特性はほとんど変わっていないところ。確かに50〜100Hz辺りは少し上がってはいますが、誤差の範囲な気もしますし…やっぱり、これだけで音は判断できないものですね〜。
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