夏ですね。いつもより随分早く梅雨が明けたから何だか「もう真夏?」ですけど。
できるだけホットで飲みたい私ではありますが、ここまで暑くなるとさすがに辛い時はあります。暑さに慣れて冷房の中にいれば全然ホットでもいいんですが、慣れていない暑くなり始め(いきなりここまで普通は暑くはならないですが)は体が冷たいものを欲しますね。
もちろん、手っ取り早く出来合いのものをさっさと氷を入れて飲むのも悪くはないですよね。大きめのペットボトルタイプはスーパーやドラッグストアでかなり安く売っていますし。
でもやっぱり、ドリップでアイスコーヒーを楽しみたい。コーヒーを自分でドリップするようになると、そう思ってしまいます。絶対その方がウマいから!などとエラそうにイキってしまうのです。
美味しいことは事実のはず。さてどうやって作るか、です。
色々な方法が考えられます。水出しをやってみるのも面白そうですね。ただ、ここは道具を新たに用意しないようなやり方で行きましょうか。そもそも自分が持っていないし。
簡単に言えば、ドリップした熱いコーヒーを冷やす。そういう事になりますが、ここも幾つかの手法があります。
- サーバーを2つ用意して、ドリップする方と別のサーバーには氷を入れておき、出来上がったドリップコーヒーを素早く氷の入った方に移し替える。
- 氷の入ったサーバーに直接ドリップする。
- タライか大きめのボールに氷水を入れておき、出来上がったドリップコーヒーをサーバーごと冷やす。
理想は1か2とは思うんですよね〜3はどうしても時間が少し掛かります。冷やすための時間が掛かってしまうと、味が落ちてしまう可能性があるのです。もちろん、氷を使うのでそれほど時間は長くはなりませんけどね。
ただ、1と2は氷で薄めてコーヒーを冷やす手法なだけに、濃度が分かりづらいという問題があります。氷がある程度溶けることを織り込んで、濃いめに淹れる必要があるのです。「コーヒー豆は多めに、お湯は少なめに」ということですね。思いっきり濃いめに淹れて、あとは氷で調整するというのが一番良いでしょうね。
3のメリットは、逆に濃さは一定という事になりますね。また、タライと氷を準備さえしておけば、あとは何も考えずにサーバーをぶち込んでしまえば良いのです(笑)。氷が入っていると冷えすぎていてちょっと…という方にも3はオススメですね。冷やし過ぎは体にも良くありません。さらに、残ったら冷蔵庫で冷やしておけば良いのは便利です。これは最大のメリットかも?
実は去年、1の方法で淹れております。そんなわけで、今回は3で行ってみましょうか。
今回はちょうど「ケニア」の深煎りがあったので、これを使います。独特の香りを持つケニア、「コーノ式」ドリッパーでコクをたっぷり引き出して淹れます。「HARIO V60」でキレを出してアイスに似合うキリッとした味わいを…という手もありますが、アイスであってもコクと甘みを求めたくてこちらにしました。
出来上がったコーヒーを氷を入れたボールに突っ込ませます…って、後で氷を入れる方がやりやすかったです。一番良いのは、最初少なめに入れて、サーバーを置く位置を落ち着かせた段階で氷を素早く足すという方法ですね。氷でいっぱいのボールにサーバーを落ち着かせるのは、結構面倒でした(笑)。いやはや。反省します。
しばらく放置しておくと、いい感じに氷が溶けてきているので頃合いを見て、さあ飲んでみましょう。実食!
うん、ウマいっ。最高!ケニアの特徴的な香ばしさとコクの絶妙なバランス。冷やす事で引き締まった苦味と甘味も際立ちます。
いや〜、夏が来ましたね。
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