AdPower Sonicを試す〜WiiMにも車にも

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あらゆる物が値上がり、高騰してしまっている昨今、オーディオという趣味は何だか高尚な趣味と化してしまっている感がありますね。確かに「お、これ聴いてみたいな」と思っても金額を見て「まあ、たとえ聴く機会があっても意味無いか」と諦めてしまう。そうすると何と言いますか「現役感」みたいなものが失われていくような気もします。

そんなわけで、何か気軽に試せるアクセサリ系は無いものか…と探ってみると、ありました。

「Ad Power Sonic」という、貼り付ける系のアクセサリです。

旧来から、貼り付ける系はたくさん出ていました。レゾナンス・チップ、フォック、クオーツレゾネーターといったものから、汎用性のある鉛テープやブチルゴムテープを貼り付けたりもしましたね。

久しぶりに新しい貼り付け系が登場したのではないでしょうか。静電気を抑えるのが主な役割のようで、元々自動車のエンジン性能をアップさせる目的で「Ad Power」が発売されており、そのオーディオ版が「Sonic」のようです。

自動車の方では実際の効果についても何かと毀誉褒貶があったようですが、オーディオではどうでしょう?いくつか種類がある中で六角形の「HEXAGON SS」を購入しました。カラーも3色(ブラック、シルバー、ゴールド)選べますが、やはり目立たないブラックにしました。

写真の通り、楽器にも効果があるようです。
一番小さいものと分かってはいましたが、本当に小さい…
この小ささです。でも貼ることが可能な箇所が増えますよね。

おすすめのポイントである、カーオーディオ系に試してみる事にしました。ドアスピーカーの部分ですね。ところで現在の愛車に搭載されているのは完全に純正で何も手を加えていません。前の愛車(VW POLO ’11)には昔かなり入れ込んでいた事もあって、相当カーオーディオには投資していました。急に廃車にせざるを得なくなって、とりあえず外せるものは自分で外して、アンプやスピーカーは手元に残してあります。いつか取り付けられるのだろうか…?

それはともかく、現在は純正のままですがそんなに悪い音ではありません。実はまた同じVW POLO(‘17)を中古で買ったんですが、スピーカーを外す時に見たドア内張の鉄板が頑丈でしたからそれもあるんですかね。

車に入っていたCD、エリック・クラプトンのベスト盤から「Change The World」をかけてみましょう。アコースティックな中にも低音もしっかり入った良録音の一曲です。

そして推奨されている大体の位置に僅か1cmくらいの「Ad Power Sonic」を貼り付けます。さあ、もう一度同じ曲をかけますね。

ドアスピーカーのグリル部分下の方に貼り付けました。

少しボケていた低域が締まり、ドラムのアタックなど力感も出てきました。ギターが粒立ちの良い鳴り方になって輪郭がしっかりしてきた感じです。正直、驚きましたね。「こんな純正のカーオーディオで、あまり違いは分からないだろう」と思っていたことも確かだったんです。ところが意外な事に結構な変わり様なんですよ。あまり変わらないかな、と感じたのはヴォーカルくらいでしょうか。ツイーター部分にも貼りたいところではありますが、白っぽい色をしたAピラーの部分で目立つ位置なので抵抗がありますね。細君が運転する事も多いのでとりあえずはやめておきます。

このSSサイズは4枚入っているので残り2枚。これをまずはホームオーディオにも使ってみないとですね。どこに貼るか…。バスレフダクトが推奨されていますが、同時に樹脂製ダクトには大きく効果があるが、木製の場合は効果が少ないかもしれない、との内容も記されています。私の自作スピーカーはスリットダクトにしているので、木製ダクトなんですね〜。とりあえずパスしますか。

やはり静電気ですから、樹脂を使用した箇所が良いのかもしれませんね。と言うわけで、樹脂ボディを持つ「WiiM Pro」に使用してみる事にしましょう。端子付近がやはり静電気には敏感ではなかろうか、と電源プラグ(USB-C端子)及びLAN端子辺りに貼る事にしました。

機器背面を撮るのは難しいですわ…やっぱりボケましたね。

試聴しましょう。いつものドナルド・フェイゲン「H Gang」からです。

まず一聴して「ちょっと大人しくなったかな」という印象が来ました。しかしそれは除電効果なんでしょうか、毛羽立ちが取れて輪郭が滑らかになったわけですね。確かに以前は僅かではありますが「ガサつき」のような音を感じることがあり、少し気にはなっていたんですね。今回それが取れて、音がスムーズに耳に入ってくるようになりました。

それと共に、ヴォーカルの定位がよりしっかりと強まりました。ノラ・ジョーンズなど女性ヴォーカルものをかけても口が小さくなって、さらに少し前に出てきた実感を得ることができました。

低域から中低域にかけてはより締まって力感を伴いながらタイトに、中高域から高域は特にブラシでスネアを撫でる音が本当に心地良いですね。これは色々対策をしていくと向上してくる箇所でもあります。

心地良いので「いつまでも聴いていたい…」という気分にさせてくれました。

そんなわけで(?)、実は同じものをもう1組買っているのです。さて、これをどこに使おうか…

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